実業家のひろゆき氏が28日、ABEMA TVのニュース番組「Abema Prime」にリモート出演。シニア層の働き方についてコメントした。
番組では定年退職後の再雇用で基本給や賞与が引き下げられたのは不当だとして、自動車学校の元社員の男性2人が差額分の支払いなどを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁が基本給が正社員の60%を下回るのは違法とした二審名古屋高裁判決を破棄し、審理を同高裁に差し戻したニュースを紹介。
それを踏まえ、働くシニアの実情や適性な賃金、雇用側の本音などを討論した。
ひろゆき氏は「僕は年金をもらってる人が再雇用されるのはよくないと思ってるんです」とスバリ。続けて「日本って一応再雇用義務があるので、会社に余裕があったら引退した人でも再雇用しなきゃいけないけど、年金もらいながら働くんだったら、『じゃあ俺、時給800円でもいいよ』っていう仕事の仕方になっちゃうんですよ。年金ももらえるから」と分析した。
その上で「でも、若い人たちっていうのは自分は仕事で稼いで、家庭をつくって、子供も育てなきゃいけないじゃないですか。年金をもらってる人と給与競争したら、そりゃ安い年金もらってる人の方が雇用される。結果として給料が上がらないし、仕事が増えないってことになる。再雇用義務と年金もらいながら働くっていうのがある限り、若い人たちは給料も上がらないし、仕事も増えないので、よくないんじゃないか」と反対の理由を説明した。