「アッツ~、いっぱい人集まったね」
最高気温が30℃を超えた6月18日、東京・渋谷では「怒りのパレード」が開催されていた。白昼の街頭を、ショートパンツや”見せブラ”を着たグラドルやAV女優たちが行進したのだ。
「6月8日に埼玉県営公園で開催予定だった6件の水着撮影会が、開催2日前に急遽(きゅうきょ)中止になりました。日本共産党埼玉県議会議員団からの、都市公園法に反する性の商品化だとの指摘を受け、中止要請が出たのです」(パレードの参加者)
少し遅れて主催者であるギャルモデルの「あおちゃんぺ」が登場すると、パレードの熱気は一気にヒートアップ。集まったカメラマンたちの前のめりな姿勢に、警官やSPが必死にガードして美女たちを守る場面もあった。
毎年夏は、水着撮影会が各地で行われ、多くの男性たちが参加する。水着撮影会の中止は、そこでお金を稼いでいる女性にとって死活問題だ。先の撮影会中止によって、1000万円近い損失が出た主催者もいると報じられている。「あおちゃんぺ」に直撃すると、こう力説した。
「とくに駆け出しのグラドル・AV女優は、撮影会を食いぶちにしていることも多い。今回のパレードは、彼女たちへの職業支援でもあります。カンパで集まった700万円は、開催経費と女の子へのギャラに使います」
総勢300人の行進は、神宮通公園から宮下公園まで20分ほど行われた。彼女たちのカラダを張った声は届くのか……。
『FRIDAY』2023年7月7日号より