岸田首相が前の国会で見送った衆院の解散・総選挙について、日本維新の会・馬場代表は25日、「総選挙をするならば、10月22日が投票日になるように解散してくるのではないかというのが、もっぱらの噂だ」と述べた。
大阪市で開かれた維新の常任役員会で挨拶した馬場氏は、「岸田首相が思いとどまって解散は先送りになっている」と説明した上で、次の解散・総選挙のタイミングについて、「早ければ秋口と言われている」と語った。
そして、衆参の補欠選挙が10月22日投開票で行われる予定であることに触れ、「総選挙をするならば、10月22日が投票日になるように解散してくるのではないかというのが、もっぱらの噂だ」と述べた。
その上で「次の総選挙は、わが党にとって非常に重要な選挙になる」として、「全選挙区での候補者の擁立を目指している」と改めて強調した。
馬場氏の挨拶後の協議で、維新は、次期衆院選で公明党の現職がいる大阪・兵庫の計6選挙区にも公認候補を擁立する方針を決めた。
これまで維新は、「大阪都構想」に対する公明党からの協力の見返りに、これらの選挙区で擁立を見送っていた。