東京・港区にあった高級インターナショナルプレスクール「Xスクール(仮名)」が、約500万円の授業料をめぐって保護者らと返金トラブルに発展していることが報じられた。
【写真13枚】約10年前にXスクールを創立した当時のリナ・ローズ氏。他、Xスクールの外観や教室の写真なども この問題を報じた『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)によると、建物を借りているスクール側と建物のオーナー側で、家賃の滞納が原因で5年以上にわたりトラブルになっていたという。今年3月、建物のオーナー側への明け渡しの強制執行がされて、保護者たちも事態を把握するに至った。退学を決断した保護者たちが、前払いで振り込んだ授業料の返金を求めたものの取り合ってもらえず、弁護士への相談が相次いでいるという。

また、NEWSポストセブンの取材では「Xスクール」の移転先となった民家からも退去していることがわかっている。 スクールの創立者であるリナ・ローズ氏は、同番組の取材に対し、「これだけは自信もって言えるのは、100%何も悪いことしてなくて」「(建物のオーナー側とのトラブルが)解決してから全員対応する」と回答していた。このリナ・ローズ氏とは、何者なのか──。「彼女は2011年に『Xスクール』を創立しました。しかし、同校の創立者である以上に、“プラダ日本法人と裁判で争った元従業員”ということで有名かもしれません。リナ氏は2009年、高級ブランド『プラダ』の日本法人に対して、『社内の女性差別を報告したら降格・解雇された』と訴えを起こし、世界的に注目される存在となりました。 この裁判では結局、東京地裁がリナ・ローズ氏側の主張を退けました。その後、『プラダ』はブランドが傷ついたとして、名誉毀損で反訴しています」(経済誌記者、以下同) そんなリナ氏は東京都知事選挙への出馬に意欲を示したこともあるが、実は同年、彼女は学校を運営する会社の登記に記載のあった自身の住所を日本からアメリカに移していた。「2020年にリナ氏は登記簿上の住所を都内の一等地からカリフォルニア州ビバリーヒルズに移しています。さらに今年2月には、スクールの運営を手掛ける会社の代表が、リナ氏から息子さんに変更されました。『Xスクール』は5年前から建物のオーナーとトラブルの最中にありましたし、最近では返金トラブルの渦中にあります。そんな時期にこれだけの変化が続いた理由は一体なぜなのか、関係者たちの間で関心事になっています」(同前)息子が語った「母親像」 リナ氏は2006年に長男を出産し、シングルマザーとして育ててきたことを公に語っている。その息子は、この2月にわずか16歳で会社の代表になった。運営会社の登記簿の代表者欄には息子の名前とスイスの住所が記されている。 息子は過去に受けたインタビューで、リナ氏をこのように評していた。〈ピンクの猫好きなプリンセス。「Self-Made High Achieving Lady」で、毎日新しいことを可能にしていく人です〉(今回のトラブルを受けて削除された「Forbes JAPAN」2022年11月掲載のインタビューより) Self-Made High Achievingとは、「向上心に燃え、自ら道を切り拓く女性」という意味だ。そんなバイタリティあふれるリナ氏は、今回の返金トラブルも打開するつもりなのか。
この問題を報じた『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)によると、建物を借りているスクール側と建物のオーナー側で、家賃の滞納が原因で5年以上にわたりトラブルになっていたという。今年3月、建物のオーナー側への明け渡しの強制執行がされて、保護者たちも事態を把握するに至った。退学を決断した保護者たちが、前払いで振り込んだ授業料の返金を求めたものの取り合ってもらえず、弁護士への相談が相次いでいるという。
また、NEWSポストセブンの取材では「Xスクール」の移転先となった民家からも退去していることがわかっている。
スクールの創立者であるリナ・ローズ氏は、同番組の取材に対し、「これだけは自信もって言えるのは、100%何も悪いことしてなくて」「(建物のオーナー側とのトラブルが)解決してから全員対応する」と回答していた。このリナ・ローズ氏とは、何者なのか──。
「彼女は2011年に『Xスクール』を創立しました。しかし、同校の創立者である以上に、“プラダ日本法人と裁判で争った元従業員”ということで有名かもしれません。リナ氏は2009年、高級ブランド『プラダ』の日本法人に対して、『社内の女性差別を報告したら降格・解雇された』と訴えを起こし、世界的に注目される存在となりました。
この裁判では結局、東京地裁がリナ・ローズ氏側の主張を退けました。その後、『プラダ』はブランドが傷ついたとして、名誉毀損で反訴しています」(経済誌記者、以下同)
そんなリナ氏は東京都知事選挙への出馬に意欲を示したこともあるが、実は同年、彼女は学校を運営する会社の登記に記載のあった自身の住所を日本からアメリカに移していた。
「2020年にリナ氏は登記簿上の住所を都内の一等地からカリフォルニア州ビバリーヒルズに移しています。さらに今年2月には、スクールの運営を手掛ける会社の代表が、リナ氏から息子さんに変更されました。
『Xスクール』は5年前から建物のオーナーとトラブルの最中にありましたし、最近では返金トラブルの渦中にあります。そんな時期にこれだけの変化が続いた理由は一体なぜなのか、関係者たちの間で関心事になっています」(同前)
リナ氏は2006年に長男を出産し、シングルマザーとして育ててきたことを公に語っている。その息子は、この2月にわずか16歳で会社の代表になった。運営会社の登記簿の代表者欄には息子の名前とスイスの住所が記されている。
息子は過去に受けたインタビューで、リナ氏をこのように評していた。
〈ピンクの猫好きなプリンセス。「Self-Made High Achieving Lady」で、毎日新しいことを可能にしていく人です〉(今回のトラブルを受けて削除された「Forbes JAPAN」2022年11月掲載のインタビューより)
Self-Made High Achievingとは、「向上心に燃え、自ら道を切り拓く女性」という意味だ。そんなバイタリティあふれるリナ氏は、今回の返金トラブルも打開するつもりなのか。