新潟市は5日、市内で子猫の遺棄事件が相次いでいると発表しました。
4月以降これまでに3件、計15匹の子猫が遺棄され、市が保護・収容しました。
市は警察に届け、動物の遺棄は、動物の愛護および管理に関する法律に違反するとして警察が捜査することにしています。
新潟市によりますと、ことし4月以降、これまでに東区で1件、江南区で1件、西区で1件、相次いで複数の子猫が段ボール箱に入れられた状態で発見されました。
4月19日に東区、5月23日に西区の、いずれもごみ集積場で見つかったのは、生後約1週間から1か月ほどの子猫で、段ボールにテープでふたをした状態で発見され、地域住民が市へ通報しました。
東区で見つかった子猫は、7匹でいずれも生後1か月ほど、体重は約500グラムということです。
西区で見つかった子猫は、4匹で生後1週間くらい、体重は200グラムくらいだったということです。
また江南区では5月18日、店舗の前に段ボールに入った状態の子猫4匹が見つかりました。子猫が自力で脱出できないような深さの箱に入っていたということです。
いずれも生後3週間から4週間ほどで300グラムほどの体重ということです。店舗から市に通報があり発覚しました。
動物の愛護および管理に関する法律では、愛護動物を遺棄した者は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処するとしています。
新潟市によりますとこうした遺棄は年間で数件ほど発生していますが、ことしはすでに3件発生していて、動物の遺棄は犯罪だとして注意を呼び掛けています。