線路ギリギリ…危険な“撮り鉄”。猛ダッシュで逃げる姿がとらえられていた。
“撮り鉄”による線路ギリギリでの危険な撮影。
列車は警笛を鳴らし、緊急停止に。
撮影をしていた3人組は、あろうことか、その場から猛ダッシュで逃走していったのだ。
目撃者:かなり危ないかなと思いますね。本当にすごい勢いで逃げて行ってましたね
動画は3日の午後6時頃、栃木・矢板市にある有名な撮影スポットで撮られたもの。
お目当ての列車カシオペアが通過する1分ほど前。3人組は、踏み切りの近くにカメラの三脚やバッグを置くと、線路内に侵入したという。
線路のそばでカメラを構えた3人組。そして、次の瞬間…
「ブーーーーーー」
走ってきたカシオペアに、けたたましい警笛を鳴らされた3人組は、すぐ横を列車が走る中、慌てて逃げ出して行く。
線路付近に置いていた三脚を忘れず持ち去る1人。
残る2人も危険を察知した列車が緊急停止する中、田んぼのあぜ道を走って逃げて行った。
きょう5日、動画が撮影された場所に向かうと、周りに特に柵などはなく、線路のすぐ近くまで入れそうだった。
3人組は、列車にわずか1mほどまで近づき撮影を行っていて、“撮り鉄”による危険な撮影で、列車の運行に14分の遅れが生じた。
近隣住民に話を聞くと、この場所には普段から多くの鉄道ファンが訪れるが、中にはゴミを捨てるなどのマナーの悪い“撮り鉄”がいるという。
近隣住民:迷惑駐車もあって、道路に脚立立てちゃうんですよ。一番問題はそこですね。(その場を)どかないので…
動画を撮影していた男性によると、3人組は逃げる際にこう叫んでいたという。
目撃者:「(動画を)撮影されてる!」っていうふうに叫んでたので、かなり焦っていたんだと思いますね。電車スレスレだと思うので、風でよろけたりしたら本当に大惨事になるかなというふうに思いますね
(「イット!」6月5日放送)