岸田文雄首相(65)の長男である翔太郎首相秘書官(32)が、6月1日付で辞職することが発表された。岸田事務所の山本高義氏が後任として再び起用されるという。
【写真】ワイルドな顎ひげを披露した岸田翔太郎氏はパリピだったのか 翔太郎氏は昨年末に首相公邸で行った忘年会の模様が、〈不適切な悪ノリだ〉と問題視されている最中だった。『文春オンライン』で、忘年会として岸田家の親族が集まり、そのうち1人が赤い絨毯が敷かれた階段に寝そべる写真などが報じられていた。

「階段に寝そべったのは、翔太郎氏ではなく、岸田首相の甥とされています。ただ翔太郎氏は、岸田首相の外遊に同行したときに公用車で観光するなど、これまでも脇の甘い行動がありました。そのため一緒に写真撮影を行った点を重くみられているようです。野党から“身内びいき”と批判されても長男を自分のそばに置いていた岸田首相ですが、さすがに庇いきれなくなったのでしょう。 6月1日付の辞職ということで、ネット上を中心に〈ボーナス支給の対象になろうとしているのではないか〉と疑う声が噴出していましたが、翔太郎氏は夏のボーナスにあたる期末・勤勉手当、そして退職金を受け取らない意向を示しています」(全国紙記者) 翔太郎氏は、岸田首相の地元広島の名門・修道高から慶応大学法学部政治学科に入学した。2014年に大学を卒業し、大手総合商社の三井物産に入社。2020年からは岸田氏の議員事務所で公設秘書を務め、昨年10月、政務担当の首相秘書官に起用された。政治の世界に飛び込む前の翔太郎氏を大学時代から知る人物が明かす。「三井物産では東北支社に配属され、食品などを扱う部署にいました。『輸出事業をサステナブル(持続可能)な形にしていく』と張り切っていて、自ら食品見本市のブースに立って商品をPRするだけでなく、商社の若手社員らしい泥臭い仕事にも頑張って取り組んでいました」 翔太郎氏の人柄については、「大人しい印象だった」と振り返る。「忘年会の写真を見て、『イェーイ!』という感じのいわゆるパリピを想像している人が多いでしょうが、実際の翔太郎さんは大人しい印象でした。人当たりはいいですが、グイグイ前に出ていくタイプではありません。 仲間内での翔太郎さんは、愛されるイジられキャラ。あだ名は『キッシー』で、たとえば彼が自転車に乗った写真をSNSにアップすると、みんなが『自転車乗れるなんてオシャレだね』とかイジるコメントをつけるんです。男子からだけじゃなく、彼をイジる女子も多く、そう思えば、人の良さそうな雰囲気が好印象だったのかなと」(前出・翔太郎氏の知人) 学生時代から父親の政治活動を手伝っていた。大学で同じゼミに所属していた同級生が当時を振り返る。「2012年12月にゼミで合宿をやることになったのですが、岸田くんはちょうど12月16日に衆院選が控えていて『父の選挙の手伝いがあるので参加できない』と欠席することになりました。 合宿は以前から決まっていたこともあって、担当教授が岸田くんをみんなの前でかなり厳しく叱責したんです。それはちょっと可哀想だなと思ったのを覚えていますね」 愛されキャラの好青年だった翔太郎氏に、日本中から批判が殺到する事態となってしまった。
翔太郎氏は昨年末に首相公邸で行った忘年会の模様が、〈不適切な悪ノリだ〉と問題視されている最中だった。『文春オンライン』で、忘年会として岸田家の親族が集まり、そのうち1人が赤い絨毯が敷かれた階段に寝そべる写真などが報じられていた。
「階段に寝そべったのは、翔太郎氏ではなく、岸田首相の甥とされています。ただ翔太郎氏は、岸田首相の外遊に同行したときに公用車で観光するなど、これまでも脇の甘い行動がありました。そのため一緒に写真撮影を行った点を重くみられているようです。野党から“身内びいき”と批判されても長男を自分のそばに置いていた岸田首相ですが、さすがに庇いきれなくなったのでしょう。
6月1日付の辞職ということで、ネット上を中心に〈ボーナス支給の対象になろうとしているのではないか〉と疑う声が噴出していましたが、翔太郎氏は夏のボーナスにあたる期末・勤勉手当、そして退職金を受け取らない意向を示しています」(全国紙記者)
翔太郎氏は、岸田首相の地元広島の名門・修道高から慶応大学法学部政治学科に入学した。2014年に大学を卒業し、大手総合商社の三井物産に入社。2020年からは岸田氏の議員事務所で公設秘書を務め、昨年10月、政務担当の首相秘書官に起用された。政治の世界に飛び込む前の翔太郎氏を大学時代から知る人物が明かす。
「三井物産では東北支社に配属され、食品などを扱う部署にいました。『輸出事業をサステナブル(持続可能)な形にしていく』と張り切っていて、自ら食品見本市のブースに立って商品をPRするだけでなく、商社の若手社員らしい泥臭い仕事にも頑張って取り組んでいました」
翔太郎氏の人柄については、「大人しい印象だった」と振り返る。
「忘年会の写真を見て、『イェーイ!』という感じのいわゆるパリピを想像している人が多いでしょうが、実際の翔太郎さんは大人しい印象でした。人当たりはいいですが、グイグイ前に出ていくタイプではありません。
仲間内での翔太郎さんは、愛されるイジられキャラ。あだ名は『キッシー』で、たとえば彼が自転車に乗った写真をSNSにアップすると、みんなが『自転車乗れるなんてオシャレだね』とかイジるコメントをつけるんです。男子からだけじゃなく、彼をイジる女子も多く、そう思えば、人の良さそうな雰囲気が好印象だったのかなと」(前出・翔太郎氏の知人)
学生時代から父親の政治活動を手伝っていた。大学で同じゼミに所属していた同級生が当時を振り返る。
「2012年12月にゼミで合宿をやることになったのですが、岸田くんはちょうど12月16日に衆院選が控えていて『父の選挙の手伝いがあるので参加できない』と欠席することになりました。
合宿は以前から決まっていたこともあって、担当教授が岸田くんをみんなの前でかなり厳しく叱責したんです。それはちょっと可哀想だなと思ったのを覚えていますね」
愛されキャラの好青年だった翔太郎氏に、日本中から批判が殺到する事態となってしまった。