上皇ご夫妻が到着されるわずか30分前の出来事だった。
【写真297枚】寄り添って歩く上皇さまと美智子さま。他、スカート姿が美しい佳子さま、NYデートを楽しむ眞子さんも 4年ぶりの地方訪問となった、上皇さまと美智子さまの京都奈良へのご旅行。お二人をお出迎えしようと駆けつけた700人もの人々の前を、紀子さまを乗せた車が静かに通り過ぎた。「スモークガラス越しの紀子さまは、うつむきがちでした。小さく会釈をしていらっしゃいましたが、窓も開けることもなく、人目を避けられるような雰囲気でした」(居合わせた人)

紀子さまは、上皇ご夫妻がお姿を見せられる予定の京都駅の「八条口」ではなく、新幹線ホームにすぐに行くことのできる、「八条東口」からひっそりと京都駅に入られ、帰京された――。 紀子さまの京都入りは、上皇ご夫妻の京都到着の前日の5月13日。大聖寺文化・護友会総会に出席されるのが目的だった。「紀子さまは2015年4月に大聖寺文化・護友会の総裁に就任され、総会へのご出席は2019年5月の第32回以来、4年ぶりでした。紀子さまは総会でお言葉を述べられて、その後、会員の方々と煎茶のお茶席をご一緒されました」(宮内庁関係者) 総会前には修復が終了した障壁画などをご覧になったり、明治天皇の皇后、昭憲皇太后のロングドレス「大礼服(たいれいふく)」の説明を受けられたという。「理由はわかりませんが、説明を受けただけで、大礼服はご覧にならなかったようです。翌15日に、上皇ご夫妻の大聖寺ご訪問と大礼服鑑賞が予定されていましたから、お二人よりも前に見てはいけないと、ご遠慮されたのかもしれません」(前出・宮内庁関係者) 紀子さまは、かねて美智子さまへの尊敬の念を抱かれてきた。皇室に入られた頃には、お手の振り方やしぐさなどを、ビデオで学ばれたという。一方で、美智子さまも、紀子さまのことを大切にされ、お二人の“距離”は次第に近くなっていったようだ。最近も、上皇ご夫妻がお住まいの赤坂御用地内(東京・港区)を散歩される際、よくご一緒されているという。「葉山や軽井沢など、美智子さまのご静養先に、紀子さまは何度も合流されたことがあります。それゆえ、京都でお会いするのではないかという話もありました。ただ今回は、4年ぶりとあって、上皇ご夫妻の旅程に相当な注目が集まっていた。紀子さまがお二人とわざわざ京都でお会いすることで、さまざまな憶測を呼んでしまう可能性もありました。万が一にも、お二人の地方訪問に水を差すような事態を招いてはなりませんから、紀子さまは隠密に行動されたのでしょう」(前出・宮内庁関係者) イギリスで行われたチャールズ国王の戴冠式に2泊4日の強行日程で参加され、帰国後には、園遊会、京都訪問と、お疲れも見せずに精力的に動かれる紀子さま。皇后時代の美智子さまも、多くの公務に励まれてきた。積極的なお出ましは、美智子さまへの憧れゆえかもしれない。
4年ぶりの地方訪問となった、上皇さまと美智子さまの京都奈良へのご旅行。お二人をお出迎えしようと駆けつけた700人もの人々の前を、紀子さまを乗せた車が静かに通り過ぎた。
「スモークガラス越しの紀子さまは、うつむきがちでした。小さく会釈をしていらっしゃいましたが、窓も開けることもなく、人目を避けられるような雰囲気でした」(居合わせた人)
紀子さまは、上皇ご夫妻がお姿を見せられる予定の京都駅の「八条口」ではなく、新幹線ホームにすぐに行くことのできる、「八条東口」からひっそりと京都駅に入られ、帰京された――。
紀子さまの京都入りは、上皇ご夫妻の京都到着の前日の5月13日。大聖寺文化・護友会総会に出席されるのが目的だった。
「紀子さまは2015年4月に大聖寺文化・護友会の総裁に就任され、総会へのご出席は2019年5月の第32回以来、4年ぶりでした。紀子さまは総会でお言葉を述べられて、その後、会員の方々と煎茶のお茶席をご一緒されました」(宮内庁関係者)
総会前には修復が終了した障壁画などをご覧になったり、明治天皇の皇后、昭憲皇太后のロングドレス「大礼服(たいれいふく)」の説明を受けられたという。
「理由はわかりませんが、説明を受けただけで、大礼服はご覧にならなかったようです。翌15日に、上皇ご夫妻の大聖寺ご訪問と大礼服鑑賞が予定されていましたから、お二人よりも前に見てはいけないと、ご遠慮されたのかもしれません」(前出・宮内庁関係者)
紀子さまは、かねて美智子さまへの尊敬の念を抱かれてきた。皇室に入られた頃には、お手の振り方やしぐさなどを、ビデオで学ばれたという。一方で、美智子さまも、紀子さまのことを大切にされ、お二人の“距離”は次第に近くなっていったようだ。最近も、上皇ご夫妻がお住まいの赤坂御用地内(東京・港区)を散歩される際、よくご一緒されているという。
「葉山や軽井沢など、美智子さまのご静養先に、紀子さまは何度も合流されたことがあります。それゆえ、京都でお会いするのではないかという話もありました。ただ今回は、4年ぶりとあって、上皇ご夫妻の旅程に相当な注目が集まっていた。紀子さまがお二人とわざわざ京都でお会いすることで、さまざまな憶測を呼んでしまう可能性もありました。万が一にも、お二人の地方訪問に水を差すような事態を招いてはなりませんから、紀子さまは隠密に行動されたのでしょう」(前出・宮内庁関係者)
イギリスで行われたチャールズ国王の戴冠式に2泊4日の強行日程で参加され、帰国後には、園遊会、京都訪問と、お疲れも見せずに精力的に動かれる紀子さま。皇后時代の美智子さまも、多くの公務に励まれてきた。積極的なお出ましは、美智子さまへの憧れゆえかもしれない。