ホテルで知人男性(19)に硫酸とみられる薬品をかけたとして、大阪府警は29日、飲食店経営の若林賢太郎容疑者(42)=大阪市城東区鴫野東2=といずれも17歳の少年2人を殺人未遂の疑いで逮捕したと発表した。男性は顔や腹、下腹部など全身に重いやけどを負い入院中。命には別条はないという。
遺族「容疑者が死ぬはずない」 ひき逃げで指名手配 逮捕容疑は共謀して4月9日未明、大阪市浪速区のホテルで、飲食店アルバイトの男性の全身に硫酸とみられる薬品をかけたとされる。男性の服からは硫酸の成分が検出された。府警は3人の認否を明らかにしていない。
府警捜査1課によると、男性は前日8日深夜から少年2人を含む数人で飲食していた。9日未明、足取りがおぼつかない男性が少年2人にホテルへ連れ込まれ、約30分後にこの2人だけがホテルを出る様子が防犯カメラに映っていた。目を覚ました男性が知人女性を通じて119番した。男性の血液からは睡眠薬の成分が検出されたという。 若林容疑者は実行役の少年2人への指示役だったとみられ、少年1人の携帯電話には若林容疑者と事件についてやり取りするアプリの記録が残っていた。若林容疑者は経営する店とは別の飲食店で男性の同僚として働いており、府警が動機を調べている。【郡悠介、洪香】
逮捕容疑は共謀して4月9日未明、大阪市浪速区のホテルで、飲食店アルバイトの男性の全身に硫酸とみられる薬品をかけたとされる。男性の服からは硫酸の成分が検出された。府警は3人の認否を明らかにしていない。
府警捜査1課によると、男性は前日8日深夜から少年2人を含む数人で飲食していた。9日未明、足取りがおぼつかない男性が少年2人にホテルへ連れ込まれ、約30分後にこの2人だけがホテルを出る様子が防犯カメラに映っていた。目を覚ました男性が知人女性を通じて119番した。男性の血液からは睡眠薬の成分が検出されたという。
若林容疑者は実行役の少年2人への指示役だったとみられ、少年1人の携帯電話には若林容疑者と事件についてやり取りするアプリの記録が残っていた。若林容疑者は経営する店とは別の飲食店で男性の同僚として働いており、府警が動機を調べている。【郡悠介、洪香】