大麻入りクッキーを知人に譲り渡したとして、大麻取締法違反に問われた京都市伏見区の仲居(50)の判決が28日、地裁であった。
安西二郎裁判官は「大麻譲渡を繰り返しており、常習的な犯行」と述べ、懲役1年2月、執行猶予4年(求刑・懲役1年2月)の有罪判決を言い渡した。
判決では、仲居は昨年12月12日、知人の芦屋市の占い師の女(68)(大麻取締法違反で公判中)に大麻を練り込んだクッキー約91グラムを発送して譲り渡した。
安西裁判官は、大麻の入手先について仲居の供述が、捜査段階と公判で大きく異なっているとし、「全面的に認めていると判断できない」と批判した。