3日午前6時25分頃、千葉県一宮町の釣ヶ崎海岸付近で、「波打ち際にイルカが打ち上げられている」とサーフィンをしていた女性から110番があった。
一宮町役場などによると、同海岸から約500メートル南のいすみ市の太東海岸にかけて、体長約2メートルのイルカ約30頭が打ち上げられ、うち4頭の死亡が確認されたという。カズハゴンドウの群れとみられる。
銚子海洋研究所(千葉県銚子市)の宮内幸雄所長は「カズハゴンドウは海水が暖かい沖合に生息する。集団でエサの魚を深追いするうち、千葉県沿岸の冷たい海に入り、体がまひして打ち上げられた可能性がある」と話している。