男性従業員が接客する「メンズコンセプトカフェ(メンコン)」で、20歳未満の女性客に酒を提供したなどとして、警視庁少年育成課は、風営法違反の疑いで、東京都新宿区歌舞伎町の「NAカフェ」経営者、畑中卓也容疑者(41)=東京都港区=と、元従業員の男(20)=北区=を逮捕した。
調べに対し、いずれも容疑を一部否認し、畑中容疑者は「従業員に年齢確認の指示を怠っていた」と話している。
逮捕容疑は、令和4年1~2月、当時16歳の女子生徒と17歳のアルバイトの少女に、2人が20歳未満と知りながら酒を提供したとしている。また、4年2月、アルバイトの少女を午後11時すぎまで、店に立ち入らせたとしている。
少年育成課によると、男は「はっちゃけちゃおう」などと言い、少女らに飲酒をあおっていたとみられるという。特定の男性従業員を熱烈に応援する「推し活」で売り上げに貢献させるため、女子生徒に1本2万5千円のスパークリングワイン、アルバイトの少女に1本30万円のシャンパンを購入させていた。