23日投開票だった統一地方選後半の奈良県大和高田市議選で、特定の候補者を当選させるために有権者2人に現金を渡したとして、奈良県警は28日、公選法違反(買収)の疑いで、造園業の木南修二容疑者(55)=同市神楽=、会社員の原田博容疑者(68)=同市田井新町=の2人を逮捕した。
県警は認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は、共謀して21日、同市内の商業施設駐車場で、知人の60代男性2人に同市議選の特定の候補者に投票する報酬として、それぞれ現金1万円を渡したとしている。
県警は両容疑者に余罪があるとみて捜査を進めるとともに、現金を受け取った男性2人についても、公選法違反(受供与)容疑で近く書類送検する方針。