山梨県南アルプス市の「たっちゃんうどん」で、今年1月、90歳代男性が餅を詰まらせて窒息状態になった。
背中をたたいて男性を救助した店長の平井孝二さん(56)と男性の友人2人に南アルプス市消防本部から表彰状が贈られた。
1月18日夜、ゴルフ仲間の3人が店でお汁粉を食べていると、男性の喉に餅が詰まった。手は震え、顔は赤黒くなり、うつぶせに倒れた。
「吐き出せ、頑張れ」。友人は声をかけ、背中を必死でさすり、たたいた。平井さんは119番し、背中をたたいて、男性の口の中に手を入れて、餅を引っ張ろうとした。すると、男性は自力で餅を吐き出した。
同本部によると、食べ物などが詰まった際は、3人が行ったような、背中をたたく「背部叩打(こうだ)法」が有効だという。
3月22日、南アルプス市で、同本部の消防長らが参加して表彰式が行われた。平井さんは「死なせられないと必死だった。これからも人の役に立つよう生きたい」と話していた。