大阪府吹田市で2022年12月、障害児施設に通っていた中学1年の男子生徒(13)が送迎用の車から降りた後、行方不明になり、1週間後に近くの川で遺体で発見されていたことが明らかになった。市は30日、安全管理に不備があったとして、この施設の新規利用者の受け入れを3カ月停止する処分をした。
3電力に課徴金命令 1010億円超、過去最高額 処分を受けたのは、障害児通所支援事業者「ミヤビ」(吹田市)が運営し、放課後等デイサービスを行う「デイサービスアルプスの森」。

市などによると、アルプスの森に通う男子生徒が同年12月9日午後、アルプスの森の送迎車に乗って施設で降車したところ、突然走り出し、行方が分からなくなった。付き添っていたスタッフが追いかけたが、途中で見失った。警察に通報したが、生徒は見つからず、同月16日に近くの神崎川で亡くなっているのが見つかった。府警吹田署は、生徒の死亡に第三者の関与はなかったとみている。 アルプスの森は、この生徒について、障害の特性を踏まえ、降車時に2人のスタッフが付き添うよう取り決めていたが、事故当日は1人だけだった。スタッフは「1人でできると思った」と説明しているという。 ミヤビの宇津慎史代表社員は取材に「気の緩みが大きな事故につながってしまった。ご両親につらい思いをさせてしまい、本当に申し訳ない」と話した。【三角真理】
処分を受けたのは、障害児通所支援事業者「ミヤビ」(吹田市)が運営し、放課後等デイサービスを行う「デイサービスアルプスの森」。
市などによると、アルプスの森に通う男子生徒が同年12月9日午後、アルプスの森の送迎車に乗って施設で降車したところ、突然走り出し、行方が分からなくなった。付き添っていたスタッフが追いかけたが、途中で見失った。警察に通報したが、生徒は見つからず、同月16日に近くの神崎川で亡くなっているのが見つかった。府警吹田署は、生徒の死亡に第三者の関与はなかったとみている。
アルプスの森は、この生徒について、障害の特性を踏まえ、降車時に2人のスタッフが付き添うよう取り決めていたが、事故当日は1人だけだった。スタッフは「1人でできると思った」と説明しているという。
ミヤビの宇津慎史代表社員は取材に「気の緩みが大きな事故につながってしまった。ご両親につらい思いをさせてしまい、本当に申し訳ない」と話した。【三角真理】