人気のツーブロックに似ている髪形。進学校として知られる大阪市の清風高等学校にちなみ、「清風カット」と呼ばれるものです。
清風高等学校では、校則で「髪形は必ず裾と耳もと全体を刈り上げる」などと定めていて、生徒の頭髪検査をしています。
これに対し去年4月、生徒らが校則の見直しなどを求めて人権侵害の救済を申し立てていましたが、大阪弁護士会が調査したところ、教師が前髪を引っ張って不合格とする事例などがあったということです。
弁護士会は「校則自体に違法性はないが、校則の運用方法や生徒が学校に意見を言えない環境は人権侵害にあたる」として改善を求め、学校側に勧告しました。
大阪弁護士会:「生徒が弁護士会に人権救済という申し立てをしているということは、我々、弁護士会も非常に重要だと考えていまして」
学校側は、「真摯に受け止め、誠実な対応を検討したい」としています。