楽天モバイルから25億円をだまし取った疑いで逮捕・起訴された元部長が、数百万単位の高級ブランド品を購入した妻に「裏金で全部処理する」などとメッセージを送っていたことがわかりました。
楽天モバイルの元部長の佐藤友紀被告(46)ら3人は携帯電話の基地局の整備業務をめぐり、楽天モバイルに対し9億円あまりを水増し請求し、およそ25億円をだましとったとして逮捕・起訴されました。
JNNが入手した楽天モバイルが裁判所に提出した資料によりますと、佐藤被告が妻と高級ブランド品の購入について、メッセージを自動消去できる通信アプリ「Viber」でやりとりしていたことがわかりました。
佐藤被告の妻の「今日のルイ・ヴィトン830万円落ちるって!!すごい金額。私のカード切れるかな」というメッセージに対し、佐藤被告は「いずれにせよグッジョブ。裏金でぜーんぶ処理するから」と返信していました。
このほかに、「シャネルで240万円買わせてもらいました!!」「どーぞー」というやりとりもありました。
楽天モバイル側は「常軌を逸した散財ぶり」と指摘していて、捜査当局は金の流れを調べるなど余罪を追及しています。