4月から、学習院大学への通学を本格的に始める愛子さまを巡り、将来のお相手選びにも注目が集まっている。皇室ジャーナリストによると「すでに皇室担当記者たちは、愛子さまのお相手候補をまとめた極秘リストの作成に着手している」のだという。
【図解】伏見宮家─邦家親王─や、梨本宮家、久邇宮家などに分かれて繋がる旧11宮家の略系図【写真】着物姿の人もいる加陽宮一家『週刊新潮』(3月16日号)は旧宮家である賀陽家の子息が結婚相手候補として浮上していると報じたが、リストの上位に名前が挙げられているのは、旧宮家の面々だ。有力候補とされる賀陽家のほかに、久邇家、東久邇家、竹田家など。さらには旧華族もリスト入りしているという。

一方で、宮内庁は小室圭夫妻の結婚騒動の影響もあって「宮内庁はお相手やその家族の素性について、これまで以上に気にかけるようになった」(前出・皇室ジャーナリスト)と指摘されている。 そうしたなかで、旧宮家、旧華族のみならず、「学習院のご学友」も候補者リストに入っているという。「これも小室さんの一件の影響なのか、お相手候補には“学習院回帰”の傾向があるようです。仮に一般人と結婚する場合でも、学習院OBのほうが皇室への理解が深い。幼少期から愛子さまと縁のある者も多く、保護者も含めて皇族に親しみがある。天皇陛下の妹、清子さんの結婚相手となった黒田慶樹さんも学習院出身で、秋篠宮さまのご学友でした」(同前) 過去には高等科時代に愛子さまが球場まで応援に駆け付けたという野球部エースや、造船会社社長の御曹司など、複数のご学友が本命として報じられた。 ちなみにリスト最上位にある賀陽家の子息たちも、幼稚園から高校までは学習院に通っていた。ただし、こうした皇室記者たちの候補者リスト作成に苦言を呈す声もある。皇室制度に詳しい静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次氏が語る。「旧宮家がお相手候補の筆頭に挙げられていることも含めて、愛子さまの将来のご結婚を巡る周囲の動きは異様です。好きでもない男性と勝手に結婚させられるのは政略結婚に他ならず、皇室の政治利用でもあります。 これだけジェンダー平等が叫ばれる現代、本来なら愛子さまにも皇位継承権を与えれば済む話。男系を維持するためだけに愛子さまの人生を犠牲にするようなことは絶対に避けるべきです」 皇室ジャーナリストの神田秀一氏もこう話す。「そもそも愛子さまご自身やお相手候補の意思もあります。皇室典範の見直しや関連法の整備など課題が山積みのなかで、愛子さまの結婚が政治的圧力で推し進められれば、国民の皇室への敬愛を損ねてしまう可能性もあるでしょう」 昨年3月、愛子さまは成年皇族となった節目に単独会見に臨み、自身の結婚についてこう述べた。「理想のお相手については特別これといったものはございませんが、一緒にいてお互いが笑顔になれるような関係が理想的ではないかと考えております」 愛子さまの笑顔が曇るような結婚は、国民の誰も望んでいない。※週刊ポスト2023年4月7・14日号
『週刊新潮』(3月16日号)は旧宮家である賀陽家の子息が結婚相手候補として浮上していると報じたが、リストの上位に名前が挙げられているのは、旧宮家の面々だ。有力候補とされる賀陽家のほかに、久邇家、東久邇家、竹田家など。さらには旧華族もリスト入りしているという。
一方で、宮内庁は小室圭夫妻の結婚騒動の影響もあって「宮内庁はお相手やその家族の素性について、これまで以上に気にかけるようになった」(前出・皇室ジャーナリスト)と指摘されている。
そうしたなかで、旧宮家、旧華族のみならず、「学習院のご学友」も候補者リストに入っているという。
「これも小室さんの一件の影響なのか、お相手候補には“学習院回帰”の傾向があるようです。仮に一般人と結婚する場合でも、学習院OBのほうが皇室への理解が深い。幼少期から愛子さまと縁のある者も多く、保護者も含めて皇族に親しみがある。天皇陛下の妹、清子さんの結婚相手となった黒田慶樹さんも学習院出身で、秋篠宮さまのご学友でした」(同前)
過去には高等科時代に愛子さまが球場まで応援に駆け付けたという野球部エースや、造船会社社長の御曹司など、複数のご学友が本命として報じられた。
ちなみにリスト最上位にある賀陽家の子息たちも、幼稚園から高校までは学習院に通っていた。ただし、こうした皇室記者たちの候補者リスト作成に苦言を呈す声もある。皇室制度に詳しい静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次氏が語る。
「旧宮家がお相手候補の筆頭に挙げられていることも含めて、愛子さまの将来のご結婚を巡る周囲の動きは異様です。好きでもない男性と勝手に結婚させられるのは政略結婚に他ならず、皇室の政治利用でもあります。
これだけジェンダー平等が叫ばれる現代、本来なら愛子さまにも皇位継承権を与えれば済む話。男系を維持するためだけに愛子さまの人生を犠牲にするようなことは絶対に避けるべきです」
皇室ジャーナリストの神田秀一氏もこう話す。
「そもそも愛子さまご自身やお相手候補の意思もあります。皇室典範の見直しや関連法の整備など課題が山積みのなかで、愛子さまの結婚が政治的圧力で推し進められれば、国民の皇室への敬愛を損ねてしまう可能性もあるでしょう」
昨年3月、愛子さまは成年皇族となった節目に単独会見に臨み、自身の結婚についてこう述べた。
「理想のお相手については特別これといったものはございませんが、一緒にいてお互いが笑顔になれるような関係が理想的ではないかと考えております」
愛子さまの笑顔が曇るような結婚は、国民の誰も望んでいない。
※週刊ポスト2023年4月7・14日号