ホッキョクグマの「ミルク」=2015年12月、北海道・釧路市動物園
北海道の釧路市動物園は2日、直立して歩く姿が人気を集めた雌のホッキョクグマ「ミルク」が繁殖のため同居していた雄に襲われて1日に死んだと発表した。ミルクは男鹿水族館GAO(秋田県)で2012年に生まれ、14年1月から同園で飼育されていた。
同園によると、ミルクは繁殖目的で18年から雄の「キロル」と同居しており、6回目となる今年は1日午前10時ごろに同居を開始。初めは一緒に遊んでいたが、突然キロルがミルクの頭や首にかみつき、11時20分ごろには死亡したとみられる。
ミルクは背筋を伸ばして歩き回る姿がインターネットなどで紹介され話題となった。