実家の家宅捜索を受け、“号泣陳情”が波紋を呼んだ“ガーシー”こと東谷義和容疑者(51)。帰国を頑なに拒む姿勢は、いっそう自らの首を絞めているようだ。
議員の資格を失った翌日に暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)などの容疑で逮捕状が出されるも、SNSで「一生帰国しない覚悟ができた」と強気に宣言。しかし、24日に実家に家宅捜索が入ったと知ると、「頼むからオカンは勘弁してください」などとインスタライブを通じて涙ながらに懇願していた。
母親を盾にしたガーシー容疑者の“泣き落とし”に、ネット上では《自業自得》《情に訴えようとしても無駄》などと批判が噴出する事態に。
「ガーシー容疑者は2021年末に日本を出国するまで実家を住居地としていたほか、妹名義の口座を介して動画収益を得ていたと見られています。返納命令が出されているパスポートの期限は来月13日に迫っていますし、警視庁は動画制作に関わった池田俊輔容疑者(40)とともに国際手配する方針を固めています。専門家からも“言い分があるなら出頭すべき”といった指摘があがっているように、ガーシー容疑者に同情する声はほぼありません」(スポーツ紙記者)
当のガーシー容疑者は“号泣陳情”以降、SNSの更新が止まっている。26日に有料オンラインサロン「GASYLE」で予定されていた生配信も、Twitter上で《ガーシーさん体調不良のため延期とさせていただきます》とアナウンスされ、サイトもメンテナンス状態だ。
■「岸田を下ろしたいんですよ」ドバイから他の政治家を挑発
2021年末から“暴露系YouTuber”として彗星の如く現れ、昨年の参院選では滞在先のドバイから出馬し、異例の当選を果たすなど世間を騒がせてきたガーシー容疑者。約8カ月に及ぶ議員活動では、他の政治家への挑発も繰り返してきた。
「昨夏に行ったエイベックスの松浦勝人会長(58)とのYouTube対談では、『岸田(首相)を下ろしたいんですよ』と嫌悪感をむき出しにしていました。一度も国会に登院しないガーシー容疑者について協議され始めた昨年末も、参議院議院運営委員会の理事らの写真とともに《帰ってくる日きめて、何したいねん?》などとInstagramに投稿。懲罰として科された『議場での陳謝』にも応じなかったため、除名処分となったのは自業自得でしょう」(全国紙記者)
さらに、選挙公約に掲げていた「47個の実名暴露」もすべて達成させることはなかった。
「票を投じた人や元NHK党党首の立花孝志氏(55)からは、“政治家の不祥事を追求するような暴露”を期待されていました。しかし、蓋を開けてみれば“暴露系YouTuber”の時と同じで、著名人の暴露や攻撃ばかり。YouTuberのキス動画を晒したり、真偽不明な男性芸能人のセクシャリティを取り上げたりしていました。
公人の立場でありながら一般人を攻撃し続けたガーシー容疑者ですが、最近では“誤報”も。昨年末に元Sexy Zoneのマリウス葉さんが芸能界を引退すると報じられた際、『今スペインにいる、マリウスは』などとツイキャスで発言。しかし、マリウスさんはメンバーと一緒に長野県を旅行中だったことが、グループのInstagramで判明したのです」(芸能関係者)
■有料オンラインサロンもトラブル発生で免れない“オワコン化”
頼みの暴露は不発、“外堀”も埋まりつつあることでガーシーの“オワコン化”は目前に迫っているようだ。
「最近では芸能界における新しい暴露もなく、綾野剛さん(41)やジュエリーデザイナーの福谷公男氏らを常習的に脅迫するなどした疑いで逮捕状が出されている始末です。配信がストップしているオンラインサロンも、トラブルが発生しているといいます。
退会を希望する会員から“解約しても月額料金を引き落とされた”との被害報告がなされているそうで、その返金対応を政治家女子48党(旧NHK党)が担っているのです。得意分野としていた暴露を披露する場所すら自ら壊しているようなものでしょう。このままではファンからの信頼を失うだけでなく、次第に誰も興味を示さなくなってしまうのでは」(前出・芸能関係者)
絶体絶命の状況に、ガーシー容疑者は何を思うだろうか。