千葉県警は29日、木更津市内で白骨化した死体1体を発見したと発表した。
20日に木更津署が業務上横領容疑で逮捕した、同市下内橋の小川順也容疑者(37)の供述により死体が発見された。県警は、殺人、死体遺棄容疑を視野に入れて捜査を進める。
県警捜査1課によると、19日午後2時45分ごろ、小川容疑者が「過去に知人を殺した」という内容の110番通報をした。小川容疑者は、会計係を務めていた自治会の予算から、数十万円を生活費として使い込み、その釈明から逃れたいため、話したなどとしている。
木更津署は20日に、業務上横領容疑で小川容疑者を逮捕。29日に庭で白骨化した死体が見つかった。死体はバラバラになっていない人骨のようなもので、成人とみられている。小川容疑者は「10年以上前に知人を殺し庭に埋めた。(知人とは)トラブルがあった」という趣旨の発言をしているという。その人物の行方不明届は出ていなかった。
県警は身元の特定を急ぐとともに捜査を進める。