千葉県船橋市教育委員会は29日、部員への暴行容疑で逮捕された市立船橋高校の男子バレーボール部顧問の男性教諭(60)を減給10分の1(1か月)の処分にした。
市教委によると、教諭は31日に定年退職となるが、本人は減給相当額を返納する意向という。教諭は市教委の聴取に対し、部員の頭髪をつかんで引っ張り顔面などにボールを2回ぶつけたことを認め、「かっとなってしまった。度を越した行為で被害者に謝罪したい」と述べたという。ほかの4~5人の部員にも同様の行為をしていたことも確認した。教諭は、逮捕翌日の2月28日に釈放された後は出勤せず、同校は顧問から外した。市教委は校長(57)と、制止しなかった同部顧問の33歳と29歳の男性教諭を厳重注意とした。