給食用の余ったご飯を勝手に食べたとして、愛媛県新居浜市は29日、市立保育園の調理室に勤務する60歳代の女性を減給10分の1(1か月)の懲戒処分にした。
女性は依願退職した。
発表では、女性は調理員として勤務。2021年12月~22年12月、園児の給食として炊いたご飯のうち、余った1食分(150グラム)を236回にわたって取り置き、業務終了後に昼食として食べていた。規則では、余剰米は廃棄することが定められているという。
記者会見した高橋正弥総務部長らは「約10年前に採用され、勤務態度もまじめだっただけに残念。信用を失墜させる行為で申し訳ない」と陳謝した。