福岡市の海岸で住居不定、職業不詳の山本駿一さん(26)が首に縄状のものが巻かれ死亡しているのが見つかった事件で、福岡県警は25日、大阪市平野区の男子高校生(17)を殺人容疑で逮捕した。県警によると、「ロープで首を絞めたことに間違いない」と容疑を認めているという。2人は事件の数日前にSNS(ネット交流サービス)を通じて知り合ったとみられ、山本さんが書いたとみられる投稿は隠語を使って一緒に自殺する人を募る趣旨の内容だったという。県警が事件に至った経緯を詳しく調べる。
これまでの捜査では…練炭、酒の瓶、首に絞められた痕 逮捕容疑は17日明け方ごろ、福岡市西区今宿駅前1の長垂(ながたれ)海岸で、山本さんの首をロープで絞め付け、窒息死させたとしている。 山本さんの遺体は17日午前9時5分ごろ、道路から砂浜に下りるスロープの脇に張られた1人用のテントで見つかった。上半身がテントから外に出た状態で、首には幅約1センチの縄状のものが巻かれていた。死亡推定時刻は17日午前3~6時ごろ。練炭がテント付近に置かれ、一部は焼かれた跡もあった。現場に争った形跡はなく、通報した住民によると、空のカップ酒の瓶が3本あった。 県警によると、現場にあった山本さんのスマートフォンには高校生とやり取りした履歴があり、周辺の防犯カメラには一緒に歩いている様子や17日朝に高校生が現場から立ち去る様子が映っていた。高校生は事件前日の16日に大阪から福岡を訪れ、初めて山本さんと会ったとみられる。【佐藤緑平、河慧琳】
逮捕容疑は17日明け方ごろ、福岡市西区今宿駅前1の長垂(ながたれ)海岸で、山本さんの首をロープで絞め付け、窒息死させたとしている。
山本さんの遺体は17日午前9時5分ごろ、道路から砂浜に下りるスロープの脇に張られた1人用のテントで見つかった。上半身がテントから外に出た状態で、首には幅約1センチの縄状のものが巻かれていた。死亡推定時刻は17日午前3~6時ごろ。練炭がテント付近に置かれ、一部は焼かれた跡もあった。現場に争った形跡はなく、通報した住民によると、空のカップ酒の瓶が3本あった。
県警によると、現場にあった山本さんのスマートフォンには高校生とやり取りした履歴があり、周辺の防犯カメラには一緒に歩いている様子や17日朝に高校生が現場から立ち去る様子が映っていた。高校生は事件前日の16日に大阪から福岡を訪れ、初めて山本さんと会ったとみられる。【佐藤緑平、河慧琳】