55年にわたる営業を終了した東急百貨店本店(東京都渋谷区)に対し、ネットユーザーから感謝の言葉や閉店を惜しむ書き込みが相次いでいる。
同店は昭和42年11月に開業。閉店は東急グループが進める再開発に伴うもので、営業最終日となった1月31日、大勢の買い物客が訪れた。この日、同店のツイッターが更新され、「最後のありがとう。お客様一人ひとりに。渋谷の街や地域の皆様に。ともに紡いできた55年間ものときめきと喜びに満ちた時間に。すべてに、最後に心を込めてお伝えしたい。本当にありがとうございました」と感謝した。
当該ツイートは拡散され、一夜明けた1日にも「お疲れ様でした」「長い間、ありがとうございました」などのリプライが殺到。「東急百貨店本店で制服の採寸してもらったなあ」「前職が近くでほぼ毎日地下でお弁当買ったな」「最近は行ってないけど学生時代、渋谷で遊んでる時代によくお世話になりました」など、同店の思い出を懐かしむ書き込みも目立った。
一方、「ジュンク堂書店がなくなるのが寂しいです」「渋谷の大きい本屋がまたなくなってしまう…」とMARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店の閉店を惜しむ声も多かった。再開発が進む渋谷に対し「子供の頃から慣れ親しんだ渋谷の思い出がどんどん消えるなあ」「また一つ渋谷が変わっていく」「時代の移り変わりを感じる。さみしいねぇ」という投稿も少なくなかった。