九州を中心に展開するうどんチェーン「資さんうどん」の店舗で、客による迷惑行為がSNSで拡散している件について、1日、同店の公式ツイッターが警察に被害届を提出したことを発表した。大手回転すしチェーンでも迷惑行為が相次ぐなか、この日、ツイッターでは「資さんうどん」「被害届提出」「うどん屋」などのワードがトレンドに入り、大きな反響が寄せられた。
SNSで拡散したのは、男性客が卓上の天かすを共用スプーンで食べるシーンを収めた約10秒の動画。運営元の資さん(北九州市)は同日、「SNSで拡散された『資さんうどん』での迷惑行為について」と題した声明文をHPに公開し、「ご愛顧いただいているお客様に対して、動画を見ることで大変不快な思いを与えると共に、安心してお食事をお楽しみいただく環境を脅かす行為であると重く受け止めております」とコメント。「当該事象発生店舗に於いて、既に消毒を実施し、安心してお食事いただける環境を整えております。また、当該行為実施者につきましては、既に警察への相談を実施し、引き続き、毅然とした対処をして参る所存でございます」と記した。
同店の公式ツイッターも「SNSで拡散された『資さんうどん』での迷惑行為につきまして、文書にて弊社の対応を公表させていただきました。なお、現時点で警察に被害届けを提出しております」などと投稿。同社の佐藤崇史社長もこれを引用し、「当情報把握後、直ぐに当該店舗において消毒を実施し、警察にも相談して被害届を提出しました。引き続き、毅然とした対処をして参ります」などとつづった。
これを受けてSNSには「資さんうどんにまで迷惑行為したやついたんか」「福岡県民総出で激オコ案件」「我らが資さんうどんで迷惑行為とは許せぬ」と怒りの声がズラリ。客による迷惑行為の動画の掲載が、はま寿司、くら寿司、あきんどスシローの店舗でも相次いだため、「法的措置に出たほうがいい」「飲食業界を揺るがすいたずらであり、厳罰を以て臨んでください」「資さんうどんも損害賠償請求したほうがいいと思う」「『スシロー』と同様 刑事、民事の両面から厳正に対処していただきたい」と厳罰を求める書き込みも多く見受けられた。