小学生の女子児童が男性教諭からわいせつな行為を受けたとして、両親とともに千葉県などに損害賠償を求めた裁判で、千葉地裁はおよそ125万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。
【写真を見る】教員によるわいせつで小学生女児がPTSD発症 千葉県などに約125万円の支払い命じるこの裁判は、2017年から翌年にかけて、当時小学5年生の女子児童が男性教諭から脇やあごをくすぐられたり胸を触られたりした結果、PTSD=心的外傷後ストレス障害と診断され、不登校になったなどとして、両親らが千葉県などに損害賠償を求めたものです。

きょうの判決で、千葉地裁は脇やあごなどに触れたことは認めたものの、「意図的に胸を触り続けた行為は認められない」などと指摘しました。また、「体を触られたことでPTSDが発症したとは認められない」と判断しました。一方で、「指導の機会に行われたものであるが、指導の範疇を逸脱した方法により性的な嫌悪感や恐怖心を抱かせた」として、県と自治体におよそ125万円の賠償を命じました。判決後、会見を開いた原告の父親は、胸を触った行為や、PTSDとの因果関係が認められなかったことについて、「残念で悔しい」と話しました。そのうえで、「私達と同じ苦しみを味わう家族をだしたくない。教育行政の体質を見直してほしい」と訴えました。
この裁判は、2017年から翌年にかけて、当時小学5年生の女子児童が男性教諭から脇やあごをくすぐられたり胸を触られたりした結果、PTSD=心的外傷後ストレス障害と診断され、不登校になったなどとして、両親らが千葉県などに損害賠償を求めたものです。
きょうの判決で、千葉地裁は脇やあごなどに触れたことは認めたものの、「意図的に胸を触り続けた行為は認められない」などと指摘しました。また、「体を触られたことでPTSDが発症したとは認められない」と判断しました。
一方で、「指導の機会に行われたものであるが、指導の範疇を逸脱した方法により性的な嫌悪感や恐怖心を抱かせた」として、県と自治体におよそ125万円の賠償を命じました。
判決後、会見を開いた原告の父親は、胸を触った行為や、PTSDとの因果関係が認められなかったことについて、「残念で悔しい」と話しました。そのうえで、「私達と同じ苦しみを味わう家族をだしたくない。教育行政の体質を見直してほしい」と訴えました。