覚醒剤取締法違反(使用、所持)の罪に問われたアイドルグループ「KAT-TUN」の元メンバー、田中聖被告(37)の論告求刑公判が2日、千葉地裁松戸支部で開かれ、検察側は懲役2年を求刑した。
田中被告は「親や周りの大切な人を泣かせないように、二度と再犯しない」などと話した。
被告人質問で田中被告は「将来、芸能活動をするか」という弁護人の質問に対し、「今は正直考えていません」と答え、弁護人紹介の不動産会社に就職する予定だと話した。
検察側は判決直後に犯行に及んで再犯の恐れが大きいことなどを述べ、厳罰を求めるとした。弁護側は執行猶予付きの判決を求め、結審した。
田中被告は昨年6月20日に覚醒剤取締法違反(使用、所持)などの罪で懲役1年8月、執行猶予3年の判決を受けていた。だが判決から9日後、千葉県柏市内で県警柏署に覚醒剤取締法違反容疑で現行犯逮捕され、同罪で起訴された。