愛知県愛西市で全焼した住宅から住人の親子とみられる遺体が見つかった放火事件で、司法解剖の結果、1人の遺体の胸に刺し傷があったことがわかりました。

愛西市町方町に住む無職・小塚勝也容疑者(64)は、7日未明に植手純子さん(83)とその娘(50代)と同居する住宅に放火した疑いで逮捕・送検され、容疑を認めています。

8日、司法解剖が行われ、植手さんとみられる遺体は火事よりも前に亡くなっていたほか、植手さんの娘とみられる遺体の胸には刃物による刺し傷があったことが、捜査関係者への取材でわかりました。

小塚容疑者は植手さんの娘の内縁の夫で、「妻は殺害したが、母親は火事の前にすでに亡くなっていた」という趣旨の説明をしていて、警察は植手さんの娘に対する殺人の容疑も視野に調べています。