2月23日に63歳の誕生日を迎えられた天皇陛下。同日には、これを祝う一般参賀が開催され、陛下は皇后さまや長女・愛子さま、秋篠宮ご夫妻と次女・佳子さまと共に宮殿・長和殿のベランダに立たれた。開催は天皇陛下の即位後初。加えて、天皇皇后両陛下の主催で春の園遊会が5月11日に行われることも発表された。こちらも即位後初で、コロナ禍からの脱却を印象付けた。一方、誕生日に際する会見では、小室さん夫妻に触れられることはなかった。その背景とはどういったものなのか?
【2023年版 最新画像】「恋人つなぎ」で指を絡ませた“小室圭さん、眞子さん夫妻”最新ショット 仲睦まじい様子が印象的な「ニューヨーク生活」の現在 眞子さんは、小室圭さんとの結婚についてのお気持ちを公表した文書において、「天皇皇后両陛下が私の気持ちを尊重して静かにお見守りくださっていることに、深く感謝申し上げております」と記していた。2021年の会見でそのことに関連し、小室さん夫妻の結婚に関して国民の間で様々な意見があることについての考えを問われた際に、天皇陛下はこう回答された。63歳を迎えられた天皇陛下《眞子内親王の結婚については、国民の間で様々な意見があることは私も承知しております。このことについては、眞子内親王が、ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております》大きな波紋を 担当記者は、「秋篠宮さまの発言をなぞる体裁でありますが、結婚をめぐるゴタゴタに言及されたことに衝撃が走りました。まさに異例のことで、それだけ事態を重く見られているのだなと感じたところでした」 と振り返る。 一方で結婚を経た後の2022年の誕生日会見では、記者からは「一時金が支給されず儀式が行われないという異例の経過や皇室への影響について、陛下の受け止めをお聞かせください」との質問があった。これに対する天皇陛下の回答は以下の通りだった。《結婚について様々な意見があるなど、結婚に至るまでの状況を踏まえ、納采の儀などは秋篠宮家の判断で、また、朝見の儀などについては、私の判断で執り行わないこととなりました。今後、幸せな人生を歩んでいってほしいと思いますが、同時に、この間、多くの方に心配をお掛けすることになったことを心苦しく思っています》 先の担当記者によると、「陛下の判断も入っているものですから丁寧に説明すべきだとお考えになったのかもしれません。ただ、“心苦しく思”うという表現を外部に発信されるのはなかなかあることではありませんから、これはこれで大きな波紋を呼びました」日本にはもう戻ってこない その一方で今回は、一昨年・昨年とは変わって、天皇陛下は小室さん夫妻について言及されることはなかった。「恐らく、静かに見守りたいとの思いがあるのかなと見受けられました。発言が注目されることを避けられるということではなく、結婚してしばらく経ち、懸案となってきた圭さんの将来についても、米ニューヨーク州の司法試験をクリアされたということで、文字通り“今後、幸せな人生を歩んでいってほしい”ということなのかもしれません」(同) 別の記者は、「陛下の側近と呼ばれる人の中には“圭さん自身、日本にはもう戻ってこないのではないか”と見ている人もいるようです。その分析も当然、陛下には伝わっていることでしょう」 と指摘する。この話を前提にすれば、圭さんが皇室と微妙な距離感を取りつつあるようにも映るわけだが、天皇陛下もそのあたりを敏感に感じられているのだろうか?デイリー新潮編集部
眞子さんは、小室圭さんとの結婚についてのお気持ちを公表した文書において、「天皇皇后両陛下が私の気持ちを尊重して静かにお見守りくださっていることに、深く感謝申し上げております」と記していた。2021年の会見でそのことに関連し、小室さん夫妻の結婚に関して国民の間で様々な意見があることについての考えを問われた際に、天皇陛下はこう回答された。
《眞子内親王の結婚については、国民の間で様々な意見があることは私も承知しております。このことについては、眞子内親王が、ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております》
担当記者は、
「秋篠宮さまの発言をなぞる体裁でありますが、結婚をめぐるゴタゴタに言及されたことに衝撃が走りました。まさに異例のことで、それだけ事態を重く見られているのだなと感じたところでした」
と振り返る。
一方で結婚を経た後の2022年の誕生日会見では、記者からは「一時金が支給されず儀式が行われないという異例の経過や皇室への影響について、陛下の受け止めをお聞かせください」との質問があった。これに対する天皇陛下の回答は以下の通りだった。
《結婚について様々な意見があるなど、結婚に至るまでの状況を踏まえ、納采の儀などは秋篠宮家の判断で、また、朝見の儀などについては、私の判断で執り行わないこととなりました。今後、幸せな人生を歩んでいってほしいと思いますが、同時に、この間、多くの方に心配をお掛けすることになったことを心苦しく思っています》
先の担当記者によると、
「陛下の判断も入っているものですから丁寧に説明すべきだとお考えになったのかもしれません。ただ、“心苦しく思”うという表現を外部に発信されるのはなかなかあることではありませんから、これはこれで大きな波紋を呼びました」
その一方で今回は、一昨年・昨年とは変わって、天皇陛下は小室さん夫妻について言及されることはなかった。
「恐らく、静かに見守りたいとの思いがあるのかなと見受けられました。発言が注目されることを避けられるということではなく、結婚してしばらく経ち、懸案となってきた圭さんの将来についても、米ニューヨーク州の司法試験をクリアされたということで、文字通り“今後、幸せな人生を歩んでいってほしい”ということなのかもしれません」(同)
別の記者は、
「陛下の側近と呼ばれる人の中には“圭さん自身、日本にはもう戻ってこないのではないか”と見ている人もいるようです。その分析も当然、陛下には伝わっていることでしょう」
と指摘する。この話を前提にすれば、圭さんが皇室と微妙な距離感を取りつつあるようにも映るわけだが、天皇陛下もそのあたりを敏感に感じられているのだろうか?
デイリー新潮編集部