長野県塩尻市は7日、同市洗馬の市立妙義保育園敷地内で暖房燃料の灯油の流出が確認されたと市議会全員協議会で報告した。
屋外タンクから屋内につながる地下配管の破損が原因とみられ、流出量は最大約1400リットルと推定される。今のところ近隣の水路などへの流出は確認されていない。
市によると、昨年11月~今年1月の灯油使用量が前年より大幅に増えたものの、この間、暖房設備を点検しても異常はなかった。今月4日、給油業者が立ち会ってタンク周辺を調べたところ、地面から灯油のにおいがした。6日に付近を掘削し、地中に灯油がしみ出しているのが分かった。
配管は設置後30年以上が経過しており、9日に業者が工事を行い、破損箇所や原因を特定することにしている。