悲願の達成に向け、大きな一歩です。東京・葛飾区は、完成すれば東京23区初となる、Jリーグ基準を満たすスタジアムを整備することを明らかにしました。
■建設費用“最大約150億円” 経済効果“年間93億円”
野球場や陸上競技場などを併設する広大な運動場に整備が予定されているのが、サッカーJリーグの基準を満たす専用スタジアムです。
23区内初、1万5000人収容のサッカースタジアムが下町情緒あふれるこの街に…。一体、なぜなのでしょうか?
実は、葛飾区は世界中のサッカープレーヤーのバイブルとも言われる漫画「キャプテン翼」の作者・高橋陽一さんが生まれ育った地でもあります。
そんな高橋さんは現在、関東1部リーグに所属する「南葛SC」のオーナーを務めています。Jリーグ入りが悲願のこのチームにとって、今回の協定締結が意味するものとは?
南葛SC・岩本義弘ゼネラルマネージャー:「スタジアムが決まるということがないと、Jリーグのライセンスは取れなかった。目指している所に行くために、最も必要なピースであるのは間違いない。そこが大きな前進したということで、本当に意義深い」
地元の人たちからは、次のような声が聞かれました。
30代:「やっぱり、駅からのワクワク感というか。歩いていける距離というのは、非常に魅力的」
50代:「一長一短ですからね、人が集まるっていうことは。やっぱり、治安とかですかね。ちょっとそれは心配です」
スタジアム建設には、最大およそ150億円かかる見通しですが、建設されれば、年間93億円の経済効果が見込まれるということです。
葛飾区 政策経営部・今関政治さん「葛飾区の誇りとなるそんなスタジアムを作って、全国に葛飾はサッカーの街だと。そして、世界中から人が訪れるスタジアムを作っていけたらと思います」