NHK党の「ガーシー」こと東谷義和参議院議員が2023年1月30日、参院議長から国会出席を求める招状が発出されたことにインスタグラムで猛反発している。
東谷氏は2022年7月10日投開票の第26回参議院選挙で、NHK党から比例代表で出馬し初当選した。各社報道によると東谷氏は現在、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに滞在しており、国会を欠席している。
国会の欠席が続く東谷氏に対し、尾辻参院議長が30日午後、国会への出席を求める招状を発行した。国会議員に対して招状が発行されるのは1949年以来74年ぶり、史上2例目とされる。
議員の国会出席にまつわる懲罰を定めた国会法第15章「懲罰」第124条では、「招状を受け取つた日から七日以内に、なお、故なく出席しない者は、議長が、これを懲罰委員会に付する」としている。 東谷氏は招状の発行を受け、インスタグラムを更新。「参議院議員 ガーシー殿」と書かれた招状の画像を添付し、「74年ぶりって、オレはハレー彗星か!w」と冗談めかして反応した。
招状には、「第211回国会(常会)の招集に正当な理由なく応じないと認めるので、国会法第124条の規定により出席を求めます」と書かれている。
東谷氏は「不登校な子供に寄り添わず、形だけ出てこいアピールする能力なしの先生らとかわらんなー笑笑 また新しい歴史刻んだねー 悪名は無名に勝る なにも刻まずやめてく議員よりは100倍ましかー」とし、「居眠りしてるやつにも、もちろんこれから懲罰してや? 他のきてない議員もやで? 特別扱いは勘弁してやーw」と皮肉った。
出席の意思はあるとして「3月に行くゆうてんのに、耳ないんか?」とつづり、他に議論すべき問題があると主張した。
続けて、「ま、もーそろ国民も気づき始めとるしな。SNSの普及でいろんなとこから声がもらてきとるし、次の選挙からはもう少しマシな結果がで出すんちゃうか?」としている。
続く投稿では、「あと質問主意書を出したにも関わらず、受け取らないと判断した議案課」として、参議院の判断に反発した。
招状を受けてもなおやり方を変えるつもりはないとして、こうつづっている。
東谷氏への招状発行については、元宮崎県知事で元衆院議員の東国原英夫氏が30日のツイッターで「ガーシー議員にやっと招状。遅い。懲罰委員会は必至。一発『除名』にすべき」と批判していた。東谷氏は、これにも反論している。
インスタグラムのストーリーズに東国原氏のツイートのスクリーンショットを投稿し、「知名度や影響力を失うと 何にでも噛みついてくるアホがおる そんな暇あるならまた選挙でて世の中変えるぐらいのことしたらええがなw あ、もー当選することないかww」と煽った。