埼玉県飯能市の住宅で昨年12月25日、男女3人が殺害された事件で、斎藤淳容疑者（40）＝殺人容疑で送検＝が「私はやっていません。身に覚えのない話です」と話していることが、県警への取材で判明した。容疑者は逮捕された当初、「言いたくありません」と供述を拒んでいた。一方、容疑者宅から押収した複数の衣類に付着していた血痕のDNA型が、死亡した3人のものと一致したことも判明。県警は容疑者の生活実態を詳しく調べるなどし、捜査を進めている。
埼玉・飯能3人殺害、容疑者が油まき放火か 現場に成分や容器 事件では、この家に住む米国籍のビショップ・ウィリアム・ロス・ジュニアさん（69）と妻の森田泉さん（68）、夫妻の長女で東京都在住の森田ソフィアナ恵さん（32）が殺害された。3人の遺体には頭や首などを鈍器のようなもので殴打された痕に加え、腕などに暴行を防ごうとした際にできる防御創があった。 斎藤容疑者は以前、被害者宅の車を傷つけたとして器物損壊容疑で逮捕されていたこともあり、今回の事件発生直後から関与が疑われていた。さらに被害者宅の駐車場の防犯カメラに容疑者と酷似した人物が映っていたこともあり、県警が逮捕に踏み切った。 県警は事件後、斎藤容疑者宅から血痕が付着した複数の衣類、複数の刃物、鈍器を押収した。衣類を鑑定した結果、血痕と3人のDNA型が一致した。一方で押収品の中に携帯電話やパソコンなど外部との通信に必要な品はなかったという。【平本絢子】
事件では、この家に住む米国籍のビショップ・ウィリアム・ロス・ジュニアさん（69）と妻の森田泉さん（68）、夫妻の長女で東京都在住の森田ソフィアナ恵さん（32）が殺害された。3人の遺体には頭や首などを鈍器のようなもので殴打された痕に加え、腕などに暴行を防ごうとした際にできる防御創があった。
斎藤容疑者は以前、被害者宅の車を傷つけたとして器物損壊容疑で逮捕されていたこともあり、今回の事件発生直後から関与が疑われていた。さらに被害者宅の駐車場の防犯カメラに容疑者と酷似した人物が映っていたこともあり、県警が逮捕に踏み切った。
県警は事件後、斎藤容疑者宅から血痕が付着した複数の衣類、複数の刃物、鈍器を押収した。衣類を鑑定した結果、血痕と3人のDNA型が一致した。一方で押収品の中に携帯電話やパソコンなど外部との通信に必要な品はなかったという。【平本絢子】