広島選出の岸田文雄首相の名前を冠したラン「キシダフミオ」が、お膝元の広島市植物公園(広島市佐伯区)で開花し、一般公開されている。紫色の花びらと薄いピンクのしま模様のがく片が美しく、1月下旬まで楽しむことができるという。
米国のワクチン提供申し出、中国「必要ない」と拒否 既存の品種を交配した新種で正式名称は「デンドロビウム キシダフミオ」。2022年6月に岸田首相がシンガポールを訪問した際、友好関係を記念して同国政府から贈られた。シンガポールでは、来訪した外国要人の名前をランに付けることが多いという。

植物公園は、外務省を通じてランの株を受け取り、温室内で栽培してきた。職員は「総理のラン」と呼んで手入れしており、2022年12月22日ごろに最初の1輪が開花したという。 5日時点で4輪が咲き、ふくらみかけたつぼみも四つある。開花の知らせは岸田首相の耳にも入り「ぜひアピールに使って」とのメッセージが届いたという。 栽培・展示課長の浜谷修一さん(55)は「無事に咲いてよかった」とほっとした表情を浮かべる一方、「G7広島サミットの5月に合わせて咲けばいいなと考えていたが、思いの外、早く咲いてしまった……」と苦笑気味だった。 開園時間は午前9時~午後4時半。金曜定休。【岩本一希】
既存の品種を交配した新種で正式名称は「デンドロビウム キシダフミオ」。2022年6月に岸田首相がシンガポールを訪問した際、友好関係を記念して同国政府から贈られた。シンガポールでは、来訪した外国要人の名前をランに付けることが多いという。
植物公園は、外務省を通じてランの株を受け取り、温室内で栽培してきた。職員は「総理のラン」と呼んで手入れしており、2022年12月22日ごろに最初の1輪が開花したという。
5日時点で4輪が咲き、ふくらみかけたつぼみも四つある。開花の知らせは岸田首相の耳にも入り「ぜひアピールに使って」とのメッセージが届いたという。
栽培・展示課長の浜谷修一さん(55)は「無事に咲いてよかった」とほっとした表情を浮かべる一方、「G7広島サミットの5月に合わせて咲けばいいなと考えていたが、思いの外、早く咲いてしまった……」と苦笑気味だった。
開園時間は午前9時~午後4時半。金曜定休。【岩本一希】