東京・秋葉原の店舗で開催された初売りセールで、客が転倒するなどのトラブルが発生した。SNSでは、スマートフォンやPCの中古買取・販売を手がけるイオシスアキバ路地裏店に多くの人々が殺到する様子が拡散されている。
運営するイオシス(大阪市)は2023年1月5日、初売りで発生した混雑について公式サイトなどで謝罪した。
「けっこう安い」の看板で知られるイオシスアキバ路地裏店は3日、ジャンク品入りの福袋「不幸袋」を販売した。店舗のツイッターアカウントによれば、毎年恒例の商品で今年は50個限定で販売するという。ゲーミングノートパソコンのジャンク品が含まれるものもあるそうだ。
事前に紹介された販売方法によれば、開店時刻に店員の「開始」の合図をもって販売を始める。開始と同時に1人1袋選んでレジで購入できるが、「並んだ順ではないので早めに並んだから買えるわけではありません」と案内されていた。
ツイッターやユーチューブには当日の様子を紹介する動画などが複数投稿されている。これらの投稿によれば、多くの人々が殺到し客が転倒したり怒号が飛び交ったりする場面も見られた。
こうした事態を受けてイオシスは5日、公式サイトに「初売りセール時の混雑発生についてのお詫び」を掲載した。
今後は店舗の規模やセール・イベント内容などを踏まえた対策を実施し、再発防止を徹底するという。混雑時における危険性についても細心の注意を払っていくとしている。
ツイッターでは、詳細確認のためお知らせが遅れたことについても謝罪した。6日にはSNS広報の自粛を発表した。
J-CASTニュースは6日、福袋の販売方法などに問題はなかったのかイオシスに取材を申し込んだが、「被害に遭われた方がおられますので、個別回答は控えさせて頂いております」と回答を得られなかった。