関東地方を中心に三十件以上行われた強盗事件に絡み、日本がフィリピンに強制送還を要請した4人のうちの1人、渡辺優樹容疑者(38)が、指示役「ルフィ」の可能性がある。日本ではこう報じられているが、フィリピン入管管理局はルフィは誰なのかを発表することを控えている。危険が及ぶからだという。フィリピンのメディア「マニラ・ビジネス・インサイト」が31日、報じた。
入国管理局の報道官は30日、「現在、入管施設ビクタン収容所に17人の日本人が収容されており、そのうちの1人がルフィであるという公式の確認はまだできていない。申し訳ありませんが、彼の身元と事件に関する詳細が適切な機関によって確認されるまで、私たちは声明を出すことができません」と話した。
その理由として、「私たちが収容者についての情報を公開することは、収容者に危険を及ぼす可能性がある。そのほかの収容者がこの事件に関連していないことも明らかにもなる」と語った。
おそらくルフィが誰かということを入国管理局が公式発表すれば、スマホを隠し持っている収容者に「ルフィは〇〇だ」との情報が入り、狢膓發鮖ち込んでいる瓩箸澆覆気譟△曚の収容者から狒世錣譴覘瓩らだろう。収容所内での羽振りのよさから、カネを持っているかは明らかだが、今回の一連の事件では35億円以上が盗まれているとされる。ルフィが持っているかもしれないカネはあまりに大金だ。
入管施設では31日未明から、全収容者を対象に、スマホやナイフなどを没収したというが、当然、その検査をすり抜けて、隠し持っている収容者はいるだろう。
ちなみに、フィリピンメディアが「渡辺容疑者がルフィの可能性がある」などと報じた頃から、同容疑者は入管施設内の個室から一歩も出ていないという。