大阪市の淀川河口近くで見つかったクジラ。市の現地調査により、死んでいることが確認された=13日午前10時49分(共同通信社ヘリから)
大阪市は13日、淀川河口近くで死んでいることが確認されたクジラについて、体長推定15mのマッコウクジラと発表した。確認時間は13日午前11時10分ごろで、性別は不明。松井一郎市長は撤去する意向を記者団に示した。今後、大阪港湾局をはじめ関係機関と協議し、処理方法を速やかに検討する。
日本鯨類研究所によると、死骸は地中への埋設や焼却、沖合で海中に沈めるなどの処理が考えられる。漂着したものは骨格標本にするケースもある。研究所の田村力さんは「何らかの原因で衰弱し、現場に迷い込んだのではないか」と指摘。映像で見る限り、船のスクリューによる外傷は見られないという。