部下に拳銃の銃口を向けたとして、千葉県警は2日、機動捜査隊の男性巡査部長(59)を銃刀法違反容疑で千葉地検に書類送検し、停職3か月の懲戒処分とした。
巡査部長は同日、依願退職した。
県警監察官室によると、巡査部長は昨年5月と同8月、習志野署の拳銃保管室で部下の男性に銃口を向けた。銃弾は装填(そうてん)されていなかった。巡査部長は昨年春頃から、この部下に「バカ」「使えない」などと日常的に言っており、県警はパワーハラスメントと認定した。
県警は、監督責任を問い当時の上司の警部を所属長注意、警部補を本部長注意とした。報告を怠ったとして、別の巡査部長を口頭厳重注意とした。
また、県警は2日、女性につきまとったとして、交通捜査課の一般職員男性(54)をストーカー規制法違反で千葉地検に書類送検し、停職6か月の懲戒処分とした。