今年8月、沖縄県那覇市にあった人気おでん店の女性店主を共謀して殺害したとして、警察はきょう、店主の娘夫婦を殺人容疑で逮捕しました。
殺人の疑いで逮捕されたのは宜野湾市の無職・許田美香容疑者(34)と、夫で職業不詳の盛哉容疑者(34)です。
2人は今年8月、那覇市安里のビルの2階で、1階でおでん店を営む美香容疑者の母親、長濱美也子さん(当時58歳)の首をひものようなもので絞めつけるなどして殺害した疑いが持たれています。
警察は発見された現場や亡くなった状況に不自然な点があったことから防犯カメラや携帯電話での通話のやりとりなどの確認を進め、自殺を装った可能性が高いと結論づけ殺人事件と断定しました。
長濱さんを知る人「とてもショック。聞いたときはなんでという気持ち」「今にも現れてきそうな感じ、市場の中に」
警察は捜査に支障があるとして容疑者2人の認否を明らかにしていませんが、財産目的で犯行に及んだ可能性も視野に110人体制となる特別捜査本部を設置し、事件のいきさつなどを調べています。