6日午後5時35分ごろ、福岡県中間市のJR筑豊線筑前垣生(はぶ)駅で、直方発若松行き上り普通電車(2両編成)が、同駅から乗ろうとした約5人をホームに残したまま発車した。電車は車掌が乗車せず、運転士がドアの開閉を担当する「ワンマン運転」で運行。同駅では11月21日にも、乗客がホームに取り残される同様の事案が起きていた。
成田エクスプレス、240mオーバーラン JR「運転士が勘違い」 JR九州によると、電車には約60人が乗車しており、同駅で約10人が降り、約20人が乗る予定だった。次の中間駅に到着した際、他の乗客から申し出があり、発覚。次の電車は約20分後にあるが、乗れなかった約5人がその後、どうしたかは分からないという。

筑前垣生駅では、運転士は運転席に座ったままホームに設置されたミラーを確認し、ドアを開閉していた。ドアを閉める際、ホームには自動で案内放送が流れるが、ホームの様子を確認するモニターなどは運転席に無かった。40代の男性運転士は「(乗客の)乗降が終了していると思っていた」と説明している。 同駅のホームは狭く、乗降客が多いと、すれ違うのがやや困難になるという。9月のダイヤ改正で、電車の停止位置を進行方向に約20メートル前進させていたこともあり、同社は「再発防止とともに、停車位置の変更との関連を調べる」としている。【林大樹】
JR九州によると、電車には約60人が乗車しており、同駅で約10人が降り、約20人が乗る予定だった。次の中間駅に到着した際、他の乗客から申し出があり、発覚。次の電車は約20分後にあるが、乗れなかった約5人がその後、どうしたかは分からないという。
筑前垣生駅では、運転士は運転席に座ったままホームに設置されたミラーを確認し、ドアを開閉していた。ドアを閉める際、ホームには自動で案内放送が流れるが、ホームの様子を確認するモニターなどは運転席に無かった。40代の男性運転士は「(乗客の)乗降が終了していると思っていた」と説明している。
同駅のホームは狭く、乗降客が多いと、すれ違うのがやや困難になるという。9月のダイヤ改正で、電車の停止位置を進行方向に約20メートル前進させていたこともあり、同社は「再発防止とともに、停車位置の変更との関連を調べる」としている。【林大樹】