眼鏡をかけた長い髪の男。
爆破予告の電話をかけ、小学校の授業を中断させたなどの疑いで逮捕された、阿部一貴容疑者(59)だ。近隣では“トラブルメーカー”として知られ、犯行前の様子を児童が目撃していた。
事件は2022年9月末、千葉・八千代市にある勝田台小学校で起きた。阿部容疑者は「小学校に爆弾を仕掛けた」などと、うその110番通報を5回に渡って行ったとみられている。
これを受け、小学校では警察による爆弾の捜索が行われ、授業の中断を余儀なくされた。
小学校のすぐ近くに住む、阿部容疑者。
家の前の敷地には、数台の自転車や酒の空き瓶などが散乱し、“ゴミ屋敷”のような状態だ。近くに住む人によると、さまざまな人と頻繁にもめごとを起こしていたという。
近隣住民:「スーパーで会ったけど、すごいクレームしていたよ」とか「駅員さんに怒っていたよ」とか、そういう話はよく聞きました。うちの子にも、クソガキとか言うようになっちゃったみたいで…
近隣住民:もう警察が来たり、救急車が来たりするのは日中茶飯事ですよ。トラブルメーカーです。うちのプランターだとか、お花を持っていかれてるんですよ。(Q.盗まれた?)ええ、3日連続くらい
花を巡っては、小学校ともトラブルになっていた。
阿部容疑者は、学校側が管理していた花を勝手に引っこ抜き、別の花に植え替えたため、注意するとこう反論したという。
阿部容疑者:自分は花のコーディネートの資格を持っているから、コーディネートする
また「ミュージシャンだから、音楽室を見せろ」などと要求したことや、酒に酔った状態で、公園にいた児童に絡んだこともあったという。
犯行当日には、学校の敷地内にごみが入った袋などを振り回しながら投げ入れる阿部容疑者の姿を、掃除中の児童や職員が目撃していた。
阿部容疑者は小学校にごみを投げ入れた後、市内のさまざまな公衆電話から、時間や場所を変えて爆破予告をしていた。
調べに対しても非協力的な態度で、容疑については「覚えていない」と話しているという。警察は、犯行に至った経緯を調べている。
(「イット!」12月7日放送より)