兵庫県西宮市田中町の阪神西宮駅北側ロータリーで13日夕、阪神バスの路線バスが駅の商業施設「エビスタ西宮」1階に突っ込み、路上や施設内の店舗にいた女性2人が軽傷を負った事故で、西宮署は14日、西宮市の阪神バス西宮浜営業所を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)容疑で捜索した。

激しい衝撃音とともにガラスが飛び散った事故現場は多くの人が行き交う場所で、「あわや大惨事」の事態に一時騒然となった。
バスが突っ込んだのはフードコート(9店)の共通飲食スペース。当時、テーブル席でコーヒーを飲んでいた会社員女性(55)は「『ドーン、ガガガガガ』という信じられないような激しい音がして、割れたガラスの破片が降りかかってきた」と証言。頭を手でかばうのに精いっぱいだったという。歩道に面したカウンター席にいた別の女性客(70)は「すごい音がして顔を上げたらバスが目の前にあった」と振り返った。近くで額から血を流してうつむいている女性にハンカチを手渡し、「動かないほうがいい」と声をかけたという。
このバス路線を利用している西宮市内の主婦(45)は「バスは時々、降車場に大きく曲がって勢いよく入る時があり、怖いと思っていた。こんな事故が起きるなんて」と驚きを隠せない様子だった。
阪急阪神不動産(大阪市)によると、バスが突っ込んだ場所に隣接するパン店以外の飲食店は事故後も営業を続けており、担当者は「被害状況を確認し、できるだけ早く全店の通常営業ができるようにしたい」と話した。