暴力団の代表の腹を刃物で刺し、殺害しようとしたなどとして、警視庁暴力団対策課は殺人未遂容疑で住居、職業不詳の指定暴力団極東会系組員、伊藤一也容疑者(38)を逮捕した。
調べに対し黙秘している。
逮捕容疑は4月7日午後1時ごろ、東京都板橋区の路上で、別の極東会系組織代表=当時(43)=の腹を刃物で突き刺すなどしたとしている。代表は全治約1カ月のけがを負い、病院で治療を受けたが、病院側が「傷の状況から事件性が疑われる」と板橋署に連絡、事件が発覚した。
現場付近の防犯カメラには2人がもみ合っている状況が映っていたほか、関係者にも聞き取りを行い、伊藤容疑者が浮上した。暴力団対策課は組織間のトラブルの有無などを調べている。