世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が相次いで判明し事実上更迭された自民党の山際大志郎前経済再生担当相(衆院神奈川18区)が5日夕、地元の川崎市内で支援者を集めて、教団との関係を巡る一連の経緯について説明した。山際氏が教団との関係について支援者に説明するのは初めて。出席者によると、山際氏は「社会にも党にも迷惑をかけた。初心に帰って一生懸命やる」と陳謝した。
【山際氏と旧統一教会巡る経緯】 出席した持田文男県議によると、会合には40人以上が出席し、2時間ほど続いた。冒頭であいさつした山際氏は教団との関係について「当時は教団の人とは分からなかったが、名簿を精査したらいた。(今は)きっぱり縁を切らせてもらった」などと説明した。

参加者からの質疑では、「応援してきたのに残念だ」や「国会での答弁がひとごとのようだ」などといった厳しい声もあった。さらに来春の統一地方選を念頭に、「説明を尽くさないと、このままでは地方選挙で自民党は苦しくなる」という意見も出た。山際氏は「支援していただいた人に説明をしていきたい」と述べ、「おわび行脚」する意向も示したという。 山際氏を巡っては、教団側との接点が外部からの指摘で次々と発覚。その度に追認を繰り返すなど後手の対応が続き、10月24日に経済再生担当相を事実上更迭された。その4日後の28日には党川崎市連の会長も辞任した。だが市連会長の辞任と同じ日、党の新型コロナウイルス感染症対策本部の本部長に就任。早い要職復帰に対しては党内からも疑問の声が上がっている。【池田直】
出席した持田文男県議によると、会合には40人以上が出席し、2時間ほど続いた。冒頭であいさつした山際氏は教団との関係について「当時は教団の人とは分からなかったが、名簿を精査したらいた。(今は)きっぱり縁を切らせてもらった」などと説明した。
参加者からの質疑では、「応援してきたのに残念だ」や「国会での答弁がひとごとのようだ」などといった厳しい声もあった。さらに来春の統一地方選を念頭に、「説明を尽くさないと、このままでは地方選挙で自民党は苦しくなる」という意見も出た。山際氏は「支援していただいた人に説明をしていきたい」と述べ、「おわび行脚」する意向も示したという。
山際氏を巡っては、教団側との接点が外部からの指摘で次々と発覚。その度に追認を繰り返すなど後手の対応が続き、10月24日に経済再生担当相を事実上更迭された。その4日後の28日には党川崎市連の会長も辞任した。だが市連会長の辞任と同じ日、党の新型コロナウイルス感染症対策本部の本部長に就任。早い要職復帰に対しては党内からも疑問の声が上がっている。【池田直】