酒に酔った女子大学生に集団で性的暴行を加えたとして、京都府警は８日、同志社大のアメリカンフットボール部に所属する片井裕貴容疑者（２１）（京都市上京区）ら部員４人を準強制性交容疑で逮捕した。
府警は認否を明らかにしていない。
ほかの逮捕者は、山田悠護（２１）（京都府京田辺市）、浜田健（２２）（同）、牧野稜（りょう）（２１）（京都市上京区）の各容疑者。発表では、４人は共謀し、５月２１日、京都市中京区の繁華街のバーで２０歳代の女子大学生と飲酒した後、片井容疑者の自宅に連れ込み、同日午前４時３５分頃～同５時２５分頃、泥酔して抵抗できない女子大学生に性的暴行を加えた疑い。同日夜、女子大学生が府警に被害届を出し発覚した。
４人は女子大学生と事件当日にバーで知り合い、カクテルなどを飲むよう促していた。片井容疑者の自宅付近の防犯カメラに、歩けないほど酔った女子大学生を４人が部屋に連れ込む様子が記録されていたという。
同志社大アメリカンフットボール部「ワイルドローバー」は関西学生リーグ１部に所属。小宮弘明監督によると、９日から活動を停止するという。
植木朝子学長は「捜査に全面的に協力し、学生やクラブに対する処分を含めて厳正に対処する」とコメントした。