“不倫”と聞いて、どのような印象を受けるだろうか。
大手探偵事務所の株式会社RCLが40代・50代の既婚男女に浮気に関するアンケート調査によると浮気経験者は22.6%であることが分かった。
3年ほど前から既婚者合コンで出会った相手と不倫を繰り返してきたというヒトミさん(仮名・47歳)もそんなひとり。夫では埋められない恋愛のトキメキを「既婚者合コン」で出会った男性との不倫で満たしていたという。その経緯は前編の『40代の介護士女性が「既婚者合コン」で出会った男性とで不倫をしまくる「ヤバすぎる理由」』でお伝えした。
現在、50代の会社経営者男性(A氏)と不倫関係にヒトミさんは、恋愛のトキメキはあるもののデートの費用がいつも割り勘なことに不満があり、それがキッカケで思わぬ沼に陥っていく…。
「Aさんから浅草デートを提案されました。観光したり、出店でお団子などを買って食べたりととても楽しかったです。しかも全てAさんが支払ってくれたんです。
額としては大きいものではありませんが、いつも割り勘だったのに今回は違って嬉しい気持ちでした。初めて大事な女性として認め、それを態度で示してくれたと思ったんです。
夕方ごろ、Aさんから『ちょっと休憩しようか』と花やしきから少し離れたラブホテルへ誘われました。この時が初めてお誘いだったので肉体関係を持っていいものか悩みましたが、私のことを喜ばせようとしてくれたAさんの期待に応えたいと思い、入室することを選びました」
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一般的に、セカンドパートナーや婚外恋愛は、「肉体関係を持たない男女」の「信頼や心のつながり」を目的としたパートナーシップの持ち方のようだ。ヒトミさんも既婚者合コンでそんな関係が保てる男性を探していたが、断ればもう二度と会えなくなるかもしれないという恐怖心が勝り、快諾してしまったという。「退出時間が近づいたころ、『あ、ホテル代で3000円いいかな?』と言われたんです。その時私の財布には1万円札と5000円札しか入っていなかったので、5000円を出しましたが、おつりは帰ってきませんでした。もしかしたら私はあまり大切にされていないかもしれない……、そんなことを思ったら一気に冷めました」別れて孤独になるのが怖いこの件を、既婚者合コンで知り合った女性にも相談。「別れれば良いのに。新しい人探そうよ」と言われたそうだ。筆者としても良好な関係には見えない。だが、ヒトミさんには踏ん切りが付かない理由があるという。「正直、不倫相手を見つけるのって大変だなと思いました。既婚者合コンに参加している女性は女子力が高く魅力的な方が多く、男性が一点集中しやすい構造になっているんです。女性なら誰でも声がかかるというわけではありません」Aさんとは現在も交際中だが、一度肉体関係を持ってしまえば結局は不倫。ハマってしまえばたいては男女の泥沼に陥り、慰謝料の請求や離婚のリスクも高まる。「継続的に既婚者合コンへ足は運んでいますが、参加率が上がってしまうと”常連”扱いされてしまいます。出会いを求めたい気持ちもありますが、頻繁には参加できません。意外と狭いコミュニティなので、噂されるのは辛いです。Aさんに対しては金銭面を中心に不満がありますが、女性として扱ってくれます。『かわいいね』『愛しているよ』と言ってくれるのはAさんしかいません。私が思い描いていた完璧な恋愛でないのは分かっていますが、別れてしまうと孤独を感じてしまいそうで……」Photo by iStock 現在、Aさんには内緒で新しい男性との出会いを探しているそうだ。良い出会いに巡り合えたら、乗り換える形でAさんと別れるつもりだという。しかしなかなか良い出会いがないため、今まで利用してこなかった既婚者専用マッチングアプリにチャレンジすることも考えているそうだ。最後に、ヒトミさんはこんなことを嘆いていた。「昔は、女性というだけでチヤホヤされていました。でも今は違います。過去の良かった思い出を引きずっている、痛い人なのかもしれません。夫との関係でもそうですが、私は相手の表面的な部分しか見ないで付き合いをスタートしてしまう部分があるようです。本当に求めているのは”心の繋がり”が求めあえる関係のはずなのに、先走って空回りしてしまいます。自分自身、魅力的な人間になりたいです。そして恋愛に依存するのではなく、何か没頭できることを見つけたいです」どんな理由があれ、不倫は相手を傷つける行為であることには違いない。ヒトミさん自身もそのことは重々承知だという。既婚者合コンなどで不倫相手を見つけるよりも先に、結婚相手と話し合いを重ね、価値観のずれを修正していく方が先なのではないだろうか。
一般的に、セカンドパートナーや婚外恋愛は、「肉体関係を持たない男女」の「信頼や心のつながり」を目的としたパートナーシップの持ち方のようだ。
ヒトミさんも既婚者合コンでそんな関係が保てる男性を探していたが、断ればもう二度と会えなくなるかもしれないという恐怖心が勝り、快諾してしまったという。
「退出時間が近づいたころ、『あ、ホテル代で3000円いいかな?』と言われたんです。その時私の財布には1万円札と5000円札しか入っていなかったので、5000円を出しましたが、おつりは帰ってきませんでした。もしかしたら私はあまり大切にされていないかもしれない……、そんなことを思ったら一気に冷めました」
この件を、既婚者合コンで知り合った女性にも相談。「別れれば良いのに。新しい人探そうよ」と言われたそうだ。筆者としても良好な関係には見えない。だが、ヒトミさんには踏ん切りが付かない理由があるという。
「正直、不倫相手を見つけるのって大変だなと思いました。既婚者合コンに参加している女性は女子力が高く魅力的な方が多く、男性が一点集中しやすい構造になっているんです。女性なら誰でも声がかかるというわけではありません」
Aさんとは現在も交際中だが、一度肉体関係を持ってしまえば結局は不倫。ハマってしまえばたいては男女の泥沼に陥り、慰謝料の請求や離婚のリスクも高まる。
「継続的に既婚者合コンへ足は運んでいますが、参加率が上がってしまうと”常連”扱いされてしまいます。出会いを求めたい気持ちもありますが、頻繁には参加できません。意外と狭いコミュニティなので、噂されるのは辛いです。
Aさんに対しては金銭面を中心に不満がありますが、女性として扱ってくれます。『かわいいね』『愛しているよ』と言ってくれるのはAさんしかいません。私が思い描いていた完璧な恋愛でないのは分かっていますが、別れてしまうと孤独を感じてしまいそうで……」
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現在、Aさんには内緒で新しい男性との出会いを探しているそうだ。良い出会いに巡り合えたら、乗り換える形でAさんと別れるつもりだという。しかしなかなか良い出会いがないため、今まで利用してこなかった既婚者専用マッチングアプリにチャレンジすることも考えているそうだ。最後に、ヒトミさんはこんなことを嘆いていた。「昔は、女性というだけでチヤホヤされていました。でも今は違います。過去の良かった思い出を引きずっている、痛い人なのかもしれません。夫との関係でもそうですが、私は相手の表面的な部分しか見ないで付き合いをスタートしてしまう部分があるようです。本当に求めているのは”心の繋がり”が求めあえる関係のはずなのに、先走って空回りしてしまいます。自分自身、魅力的な人間になりたいです。そして恋愛に依存するのではなく、何か没頭できることを見つけたいです」どんな理由があれ、不倫は相手を傷つける行為であることには違いない。ヒトミさん自身もそのことは重々承知だという。既婚者合コンなどで不倫相手を見つけるよりも先に、結婚相手と話し合いを重ね、価値観のずれを修正していく方が先なのではないだろうか。
現在、Aさんには内緒で新しい男性との出会いを探しているそうだ。良い出会いに巡り合えたら、乗り換える形でAさんと別れるつもりだという。しかしなかなか良い出会いがないため、今まで利用してこなかった既婚者専用マッチングアプリにチャレンジすることも考えているそうだ。
最後に、ヒトミさんはこんなことを嘆いていた。
「昔は、女性というだけでチヤホヤされていました。でも今は違います。過去の良かった思い出を引きずっている、痛い人なのかもしれません。夫との関係でもそうですが、私は相手の表面的な部分しか見ないで付き合いをスタートしてしまう部分があるようです。
本当に求めているのは”心の繋がり”が求めあえる関係のはずなのに、先走って空回りしてしまいます。自分自身、魅力的な人間になりたいです。そして恋愛に依存するのではなく、何か没頭できることを見つけたいです」
どんな理由があれ、不倫は相手を傷つける行為であることには違いない。ヒトミさん自身もそのことは重々承知だという。既婚者合コンなどで不倫相手を見つけるよりも先に、結婚相手と話し合いを重ね、価値観のずれを修正していく方が先なのではないだろうか。