建設業の許可を不正に受けたとして、千葉県警は17日、建設業法違反の疑いで、同県市川市の不動産業、中村浩幸容疑者(54)、同市の行政書士、中須浩二容疑者(57)、神奈川県藤沢市の自称無職、菅野威容疑者(75)を逮捕した。

 逮捕容疑は平成30年5月23日、千葉県に虚偽の内容の証明書類を提出し、同年7月10日、一般建設業の許可を受けたとしている。

 県警によると、中村容疑者は自社で建設業も手掛けようと計画したが、暴力団関係者とのつながりがあり、自分の名義では申請できないと考えたため他の容疑者に協力を依頼した。中須容疑者は必要書類の作成を手伝い、菅野容疑者が名義を貸したとみられる。

 県警は3人の認否を明らかにしていない。