東かがわ警察署は10日、振り込め詐欺に利用された通帳を不正に取得したとして、有料画像配信サービス会社の社長である松本利昭容疑者(48歳、東京都北区滝野川在住)を含む4人を詐欺の疑いで逮捕しました。松本容疑者の会社からはさらに100冊以上の通帳が押収されており、警察は松本容疑者が振り込め詐欺に関与しているとみて捜査を進めています。

他の逮捕者は、携帯電話販売店の社長である高堰督裕容疑者(31歳、川崎市麻生区東百合丘在住)、会社役員の井嶋栄史容疑者(31歳、東京都千代田区西神田在住)、無職の小畑清一郎容疑者(31歳、東京都板橋区中台在住)です。

警察の調査によれば、松本容疑者は他の3人と共謀し、昨年9月1日に川崎市麻生区の都市銀行支店で、自分が使用する目的で高堰容疑者名義の普通預金申込書を提出し、通帳1冊を不正に取得した疑いが持たれています。高堰容疑者は、「他にも何冊か通帳を作成した」と容疑を認めています。

この事件は、東かがわ市の土木作業員(31歳男性)が昨年11月に振り込め詐欺(架空請求)の被害を警察に届け出たことから発覚しました。男性は、携帯電話で架空請求の電子メールを受け取り、会員登録の自動更新手数料として約3万円を同通帳の口座に振り込みました。通帳には他にも振り込め詐欺と見られる入金があったということです。