各地でリチウムイオン電池が火元とみられる火災・事故が相次いでいます。消費者庁は、使わなくなったモバイルバッテリーなどを処分するよう求めていますが、問題はその捨て方。自治体によって捨て方が違うこともあり、あまり知られていません。そこで、ゴミ置き場での回収をしていない自治体に注目。調べてみると、ホームセンターなどの販売店や自治体の清掃事務所でも回収が…。モバイルバッテリー処分の最前線を調査しました。
■5年間で発火などの事故は約2350件先月、東京・杉並区で起きたモバイルバッテリーが火元とみられる火災。今月も、飛行中の機内でモバイルバッテリーから煙があがったといいます。最近、モバイルバッテリーなどに使われるリチウムイオン電池から出火する火災が相次いでいます。消費者庁によると昨年度までの5年間で起きた発熱や発火などの事故は、推計でおよそ2350件に。そんななか気になるのは、使わなくなったリチウムイオン電池の処分方法です。会社員(20代)「使わなくなってたまっています。3~4個あります」会社員(20代)「どうやって捨てたらいいか。ゴミ箱に入れられるわけでもない」その捨て方は、住んでいる自治体によって違いが…東京23区の処分方法を調べてみると、自宅近くのゴミ置き場に捨てられる区もあれば、清掃事務所の窓口に直接、持ち込まなければならないところも。ほとんどの区のホームページで紹介されていたのは、販売店で回収してもらう方法…ゴミ置き場での回収をしていない東京・足立区にある「ロイヤルホームセンター足立鹿浜店」では、サービスカウンターでリチウムイオン電池を回収しています。こちらではリサイクル活動の一環として、他の店で買ったものでも無償で引き取ってくれるといいます。ただ…ロイヤルホームセンター 戸田雄太さん「膨張しているもの、破損しているものはお断りしています」膨張したリチウムイオン電池などは発火の危険があるため、回収できません。また、メーカーによっては引き取ることができないものもあるといいます。では、販売店で引き取ってもらえないものは、どうすればいいのでしょうか。■持ち込まれたモバイルバッテリーは…足立区では、区内の清掃事務所へ持ち込むことができるようになっています。足立区民「パンって音がした。怖くて持ってきました」持ち込まれたのは、中身が見えるほど破損したモバイルバッテリー。足立区民「階段のところに立てかけてあった。お昼前、11時半ぐらいにボンって音がして」「(Q:つい1時間前?)そうです」「持ってくる時も怖くて、車で持ってきたけど車の中で火出たらどうしよう」「安心しました。お預けできて」 こうして持ち込まれたものは、この日だけで40個近くあったといいます。特別に保管場所を見せてもらうと…これがひと月でたまったものだといいます。1缶に70個ほどモバイルバッテリーが入っているため、およそ1000個ある計算に。清掃事務所の所長は…足立清掃事務所 早川亮所長「『どこに捨てたらいいかわからない』『捨てるところがない』(区民の)要望に応えるかたちで回収を始めた。予想以上の反響に驚いている」■「各自治体でも取り組みの差がある」清掃事務所に集まったものはリサイクル業者へ。これは東京都が去年から試験的に始めた回収事業で、区・市などで集めたものを都が取りまとめ、リサイクル業者に回収を依頼しています。リサイクル業者「全部積み終わると90缶くらい」この日、5つの自治体などから回収した分だけでもおよそ1トンに。東京都一般廃棄物対策課 大谷貴嗣課長「各自治体でも取り組みの差がある。しっかりと各区市町村の取り組みを底上げできるよう、後押ししていきたい」モバイルバッテリーなどは、お住まいの自治体のルールを確認し、適切に処分することが大切です。
各地でリチウムイオン電池が火元とみられる火災・事故が相次いでいます。消費者庁は、使わなくなったモバイルバッテリーなどを処分するよう求めていますが、問題はその捨て方。自治体によって捨て方が違うこともあり、あまり知られていません。
そこで、ゴミ置き場での回収をしていない自治体に注目。調べてみると、ホームセンターなどの販売店や自治体の清掃事務所でも回収が…。モバイルバッテリー処分の最前線を調査しました。
先月、東京・杉並区で起きたモバイルバッテリーが火元とみられる火災。今月も、飛行中の機内でモバイルバッテリーから煙があがったといいます。
最近、モバイルバッテリーなどに使われるリチウムイオン電池から出火する火災が相次いでいます。消費者庁によると昨年度までの5年間で起きた発熱や発火などの事故は、推計でおよそ2350件に。そんななか気になるのは、使わなくなったリチウムイオン電池の処分方法です。
会社員(20代)「使わなくなってたまっています。3~4個あります」
会社員(20代)「どうやって捨てたらいいか。ゴミ箱に入れられるわけでもない」
その捨て方は、住んでいる自治体によって違いが…
東京23区の処分方法を調べてみると、自宅近くのゴミ置き場に捨てられる区もあれば、清掃事務所の窓口に直接、持ち込まなければならないところも。ほとんどの区のホームページで紹介されていたのは、販売店で回収してもらう方法…
ゴミ置き場での回収をしていない東京・足立区にある「ロイヤルホームセンター足立鹿浜店」では、サービスカウンターでリチウムイオン電池を回収しています。こちらではリサイクル活動の一環として、他の店で買ったものでも無償で引き取ってくれるといいます。ただ…
ロイヤルホームセンター 戸田雄太さん「膨張しているもの、破損しているものはお断りしています」
膨張したリチウムイオン電池などは発火の危険があるため、回収できません。また、メーカーによっては引き取ることができないものもあるといいます。では、販売店で引き取ってもらえないものは、どうすればいいのでしょうか。
足立区では、区内の清掃事務所へ持ち込むことができるようになっています。
足立区民「パンって音がした。怖くて持ってきました」
持ち込まれたのは、中身が見えるほど破損したモバイルバッテリー。
足立区民「階段のところに立てかけてあった。お昼前、11時半ぐらいにボンって音がして」「(Q:つい1時間前?)そうです」「持ってくる時も怖くて、車で持ってきたけど車の中で火出たらどうしよう」「安心しました。お預けできて」 こうして持ち込まれたものは、この日だけで40個近くあったといいます。特別に保管場所を見せてもらうと…
これがひと月でたまったものだといいます。1缶に70個ほどモバイルバッテリーが入っているため、およそ1000個ある計算に。清掃事務所の所長は…
足立清掃事務所 早川亮所長「『どこに捨てたらいいかわからない』『捨てるところがない』(区民の)要望に応えるかたちで回収を始めた。予想以上の反響に驚いている」
清掃事務所に集まったものはリサイクル業者へ。これは東京都が去年から試験的に始めた回収事業で、区・市などで集めたものを都が取りまとめ、リサイクル業者に回収を依頼しています。
リサイクル業者「全部積み終わると90缶くらい」
この日、5つの自治体などから回収した分だけでもおよそ1トンに。
東京都一般廃棄物対策課 大谷貴嗣課長「各自治体でも取り組みの差がある。しっかりと各区市町村の取り組みを底上げできるよう、後押ししていきたい」